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吸血鬼物語
- 番外編 -

現世
男が1人いた。もちろん、人間だった。男は子供で、ごく普通の人間だった。
二歳の頃、彼に弟が出来た。しかし、生まれる事無く死んだ。
三歳の頃、目が金色に変色した。今まで黒かったのに。
四歳の頃、日射病で数週間に一度倒れる様になり、外出は控え始めた。
五歳の頃、体も強くなり、倒れることは無くなったが、それでも光に弱かった。
六歳の頃、よく怪我をしたがすぐに治っていた。
七歳の頃、生え変わった歯の中でも、八重歯が著しく大きかった。
八歳の頃、大雨の日に空を睨んだら雲が吹き飛んだ事がある。
九歳の頃、枯れた花を捨てようと手を振れたとたんに花が元に戻っていた。
十歳の頃、満月の夜、必ず体を淡い赤の光が包んでいた。
十一歳の頃、嫌がらせをしてきたやつに腹を立てたら、その人は翌日事故死した。
十二歳の頃、不思議と血の匂いに敏感になっていた。
十三歳の頃、願い事がある日の夜、毎回流星群が降った。
十四歳の頃、翼が生えたり消えたりするようになった。
十五歳の頃、翼を制御して空を飛べるようになった。
十六歳の頃、怒りが押さえられないことが多々有り、毎回右目が赤くなった。
十七歳の頃、事故にあった。
気がつけば、そこは野原ー
弟を名乗る男に剣を渡された。大きなフランヴェルジェだった。
数年後ー
孤独な男に会った。自分は魔術を使って彼に助言した。
「子を作れば孤独ではない」と。
その男はドラキュラ。子孫の吸血鬼達はどんどん栄え、今、私は2京の時を生きている。

リーヴァルは分厚い本を閉じ、月を見ていた……。

予定変更 リーヴァルの過去でした❗
次回も番外編、罪囚面の秘密をお送りします❗
<2016/09/16 21:27 オシャンティー>消しゴム
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