「………………ッ⁉︎」
春になるかならないか。
このような時期は布団から中々抜け出せないというのが一般的であろう。
現に自分も、どこまでも駄目な自分を温かく包み込み、受け入れてくれる布団が大好きだ。
そんな時期にもかかわらず、俺は飛び起きる。といった表現が適当であると言わんばかりに勢いよく起床した。
「…………夢、なのか?それとも………」
もしかしたらここは、病院なのかもしれない。
先ほどの出来事で気を失ったと言われても、特に不思議な事ではないだろう。
だが、辺りを見渡しても、いつも通りにほどよく散らかった自室の景色が見えるだけ。
相も変わらず卒業式の日付にはハナマルが描かれている。
「……よかった、夢か…………」
安堵した途端にだらしのない欠伸が出た。
起床はいつもと同じ時間帯であるのだが、やはり起きてすぐにアクロバティックな動きは良くないようだ。
人間が通常通りの思考回路や運動能力が活動し出すのには、起きてから2時間もの時間が必要らしい。
「……にしても、気味悪い夢だったなぁ。妙にリアルだし。正夢……なんてことでは、ないよな?」
夢であったと安堵してからまだ数十秒であるが、正夢とかいう、自分は体験したことはない摩訶不思議な現象が不安になってくる。
先ほどの夢による物であろう、頬を伝った汗がとっくに冷えて気持ちが悪い。
「はぁぁぁ…………って今日卒業式ということになるじゃん‼︎」
夢の中でも卒業式は経験したために、今から『また』卒業式があるという感覚を失っていた。
熱をじわりじわりと奪われた掛け布団を地面へと蹴り捨てれば、微かに埃が舞った。
そして、次にいつ着れるのかもわからない制服を、急いで見に纏った。
春になるかならないか。
このような時期は布団から中々抜け出せないというのが一般的であろう。
現に自分も、どこまでも駄目な自分を温かく包み込み、受け入れてくれる布団が大好きだ。
そんな時期にもかかわらず、俺は飛び起きる。といった表現が適当であると言わんばかりに勢いよく起床した。
「…………夢、なのか?それとも………」
もしかしたらここは、病院なのかもしれない。
先ほどの出来事で気を失ったと言われても、特に不思議な事ではないだろう。
だが、辺りを見渡しても、いつも通りにほどよく散らかった自室の景色が見えるだけ。
相も変わらず卒業式の日付にはハナマルが描かれている。
「……よかった、夢か…………」
安堵した途端にだらしのない欠伸が出た。
起床はいつもと同じ時間帯であるのだが、やはり起きてすぐにアクロバティックな動きは良くないようだ。
人間が通常通りの思考回路や運動能力が活動し出すのには、起きてから2時間もの時間が必要らしい。
「……にしても、気味悪い夢だったなぁ。妙にリアルだし。正夢……なんてことでは、ないよな?」
夢であったと安堵してからまだ数十秒であるが、正夢とかいう、自分は体験したことはない摩訶不思議な現象が不安になってくる。
先ほどの夢による物であろう、頬を伝った汗がとっくに冷えて気持ちが悪い。
「はぁぁぁ…………って今日卒業式ということになるじゃん‼︎」
夢の中でも卒業式は経験したために、今から『また』卒業式があるという感覚を失っていた。
熱をじわりじわりと奪われた掛け布団を地面へと蹴り捨てれば、微かに埃が舞った。
そして、次にいつ着れるのかもわからない制服を、急いで見に纏った。
