空猫の過去
私は昔から感情をあまり出さなかった
『空猫ちゃん!一緒に遊ぼ~』
空『うん』
だからだろうか……
『空猫ちゃんいつも真顔で怒ってるみたい!私と遊ぶのそんなに嫌なら最初から断ってよ!!』
いつもこの台詞を言われる
空『そんな事ない……楽しいし嫌なんかじゃない』
そう言っても信じてもらえなくて……
『空猫ちゃん嫌い!!!』
結局はこう言って私から離れて行くんだ……
空『どうして……どうして皆離れていくの?』
悲しいはずなのに……"涙"すら出てこない自分が憎くなる
空『こんな自分なんか"大嫌い"』
クローゼットからパーカを取り出す
____顔を見せないため
その日から私はフードを被ることにした
春猫と桃猫に会った日も
『あぁ、また離れるんだろうな……』
って、そう思ってたんだ
きっとまた、同じ事を言われて____
でも……
春『フード?
脱ぎたくないんだったら脱がなくてもいいよっ!
そんなのあったって私は空猫の事大好きだから!』
桃『誰にだって見せたくないものはあるからね~…
空猫は優しいから私達の事理解してくれる!
今はそれだけで充分だよ!』
……大好き?
……優しい?
そんなの、初めて言われた
空『~~っ、
……私、感情がないよ?
いつも無表情だよ?
____怖くないの?』
春・桃『『空猫は無表情じゃないよ』』
バッ
走って春猫と桃猫に抱きつく
風のせいでフードが取れる
あの日から家族にしか見せなかった"本当の姿"をこの人達なら見せてもいいかなって、そう思った
空『ありがとう……ッ!』
たくさんの意味を込めて________
空「____________最近笑うようになった。ちゃんと、本当の自分が出せるようになった……」
『……』
空「……でも、まだ"これ"を取ってないって事は、まだ君等を心の中では信用していないんだと思う」
『……構わない。』
空「…」
『……俺も気持ちが分かるから。』
空「……そっ。」
最後は____松と話しています。
