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夏に雪が恋しくなるように



そんなことがあって以来、合同の授業で顔を合わせていくうちに、なんとなく会話らしい会話を交わすようになっていった。

「黒木さんて、芸術科じゃなかったんすね」

「は❔なんで❔」

「前に会った時、画材持ってたからてっきり」

「あぁ、あれね。あれはデザインの授業で使ったんだよ」

「うちの大学で男で美容専攻って珍しいっすね」

「まぁそうだろうな。昔から綺麗なもんに目がねぇんだよ。はは、男なのに気持ち悪いだろ❔」

「や、驚きはしましたけど、別に。ただ、そーゆー系の男ってもっと…」

「オネエっぽい❔」

「……はい。そう思ってました。だから意外でした」

「綺麗なもんが好きでも、自分がそうなりたいわけじゃねぇからなー。むしろ綺麗にしたい❔みたいな」

「そっすか。…俺にはよくわかりませんけど」

(だろうな。だって俺は…)

「普通じゃねぇしな…」

「え❔」

(おっと、やべぇ…)
「何でもねぇよ」


<2016/09/11 01:32 。>消しゴム
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