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スノー
- 出会い -

振り向いた瞬間息が詰まった。
その『瞳』に射抜かれた。
長い睫毛が透き通ったブラウンの瞳を縁取る。
引きずり込まれそうな深いそれは、私を逃すまいとひたと見据えてくる。
…恐くはないのに、何故か目を逸らしたくなった。
一心に見つめてくる瞳に捉えられて身動き出来なくなった私を
もっとがんじがらめにするためにか、彼は薄い唇を開いた。
「…朱里」
思わずビクッと身を竦めた。
…何で、知ってるの?
恐る恐るゆっくりとまた見つめ返すと、さっきより熱の篭った視線が注がれる。
何も喋ってないのに、分かったと言わんばかりにポツリと、一言。
「朱里が覚えてないだけ」
「……知らない」
返しただけなのに、彼は嬉しそうに目を細める。
心配そうだった顔は甘い微笑みを浮かべていた。
「朱里…朱里」
「気安く人の名前呼ばないで」
キッと見据えても、意に介した様子もなく寧ろ嬉々としている。
…意味が解らない。
この状況に至るまでの理解が追いつかない中、一人能天気な彼は、
「ごめんね」
とだらしない笑顔を見せた。

悲しい系のラブストーリーを目指して、日々精進。
最後までいけっかな…
頑張るぜ!
おーえんよろしくお願いします! 毒林檎
<2016/09/15 00:46 毒林檎>消しゴム
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