つ、つまりあれはペンネームって事で、ここにいるのは本物の河東先生で、いやいやそんなわけない。
そんなうまい話はあるわけない、僕はきっと騙されているんだ。
ちょっと考え込んでしまっていると、男性___仮沢さんが、
「そんなに偽者に見えます? なんか悔しいな...」
と口を尖らせて見せるので、僕は焦って否定する。
焦りすぎて首を振るだけになってしまったが。
「ま、いきなり言われても仕方ないか。えっと、売れてます?俺の...あ、いや、えっと、 河東英。」
「は、はい、とても。...発行部数もうちょっと増やしてほしい、くらい。」
そう言うと、それはお世辞が過ぎません?と笑われた。
でも事実なので、いいえ、本当なんですよ、と反論を始める。
...恥ずかしながら止まらなくなってしまって、僕は、1日に何度も謝らないといけないんだ、ということを仮沢さんに話してしまう。
いや、どう考えても迷惑だろう、と思い返して即座に謝る。
「謝らないでくださいよ。よくわかったんで。」
頭をポンポンと撫でられる。
...ん? いや、待って?! 撫でられてる?!!
再認識した瞬間、ぶわっと顔に熱が広がって、僕は一歩退いた。
仮沢さんは驚いて2秒間ほど硬直していたけれど、自分の手と僕の顔を見比べるや否や、焦ったように訂正し始めた。
「す、すみません。参ったな、ちょっと... 撫でたくなっちゃって...ってキモいか!!
いや、何て言うか、............すみません。」
暫しの沈黙のあと、ちょっと逃げるような素振りで、仮沢さんは バイバイ浦安さん、と手を振って去っていった。
僕ももちろん、会釈を返す。
何で名前知ってるんだろ。
「.........あ、名札か。」
胸元の名札に納得して、僕はまた本棚に向き合った。
......顔あっついなぁ...
そんなうまい話はあるわけない、僕はきっと騙されているんだ。
ちょっと考え込んでしまっていると、男性___仮沢さんが、
「そんなに偽者に見えます? なんか悔しいな...」
と口を尖らせて見せるので、僕は焦って否定する。
焦りすぎて首を振るだけになってしまったが。
「ま、いきなり言われても仕方ないか。えっと、売れてます?俺の...あ、いや、えっと、 河東英。」
「は、はい、とても。...発行部数もうちょっと増やしてほしい、くらい。」
そう言うと、それはお世辞が過ぎません?と笑われた。
でも事実なので、いいえ、本当なんですよ、と反論を始める。
...恥ずかしながら止まらなくなってしまって、僕は、1日に何度も謝らないといけないんだ、ということを仮沢さんに話してしまう。
いや、どう考えても迷惑だろう、と思い返して即座に謝る。
「謝らないでくださいよ。よくわかったんで。」
頭をポンポンと撫でられる。
...ん? いや、待って?! 撫でられてる?!!
再認識した瞬間、ぶわっと顔に熱が広がって、僕は一歩退いた。
仮沢さんは驚いて2秒間ほど硬直していたけれど、自分の手と僕の顔を見比べるや否や、焦ったように訂正し始めた。
「す、すみません。参ったな、ちょっと... 撫でたくなっちゃって...ってキモいか!!
いや、何て言うか、............すみません。」
暫しの沈黙のあと、ちょっと逃げるような素振りで、仮沢さんは バイバイ浦安さん、と手を振って去っていった。
僕ももちろん、会釈を返す。
何で名前知ってるんだろ。
「.........あ、名札か。」
胸元の名札に納得して、僕はまた本棚に向き合った。
......顔あっついなぁ...
