「ただいまー」
大きな声で帰宅を知らせた仮沢さん。
僕を招き入れる気まんまんで、がさつに靴を脱ぎ捨てていくから、僕は困ってドアを開けたまま部屋に入れない。
寒いので入ってください、とはにかまれて意を決して僕は玄関に足を踏み入れた。
「おかえりー、誰ー? お客さん?友達ー?」
え、だれ、ん?
中から出てきたのは、黒髪に金色のメッシュを所々入れた、僕より年下に見える青年。
黒いエプロンをして、食器を拭きながら出てきたところを見ると......
「ご、...兄弟ですか?」
「そ。弟の佳西(かさい)。大学生なんだ。」
兄からの紹介に、弟であるという佳西...くんは人懐っこく笑った。
「どもーっす!! 東がいつもお世話になってます! えー、すっげぇかわいい感じの彼氏さんですね!!」
「あ、お世話になって、え?あ、?? は、...かれ、し?」
空気が凍るのが肌で感じられて、どうしても動けなかった。
口火を切ったのは、やっぱり仮沢さん。
うわーっ、と大きな声で、焦ったように首を振る。
「す、すみませんすみません!! 違うんです!! 余計なこと言うなバカ、この人は今日あったばっかで彼氏じゃないの!! ね、そうだよね、浦安さん?!!」
「は、はいっ、関係ないというか、...違います!!」
必死の否定に、あーそうなの?ごめんねー? なんて佳西くんは両手を合わせた。
「.........、いや、ゲイですけど。それはそうなんですけど、...なんもないですよ?はい。」
決まり悪そうに笑った仮沢さん。
僕もなんだか、無駄な罪悪感が沸々とわいて止められなくなった。
大きな声で帰宅を知らせた仮沢さん。
僕を招き入れる気まんまんで、がさつに靴を脱ぎ捨てていくから、僕は困ってドアを開けたまま部屋に入れない。
寒いので入ってください、とはにかまれて意を決して僕は玄関に足を踏み入れた。
「おかえりー、誰ー? お客さん?友達ー?」
え、だれ、ん?
中から出てきたのは、黒髪に金色のメッシュを所々入れた、僕より年下に見える青年。
黒いエプロンをして、食器を拭きながら出てきたところを見ると......
「ご、...兄弟ですか?」
「そ。弟の佳西(かさい)。大学生なんだ。」
兄からの紹介に、弟であるという佳西...くんは人懐っこく笑った。
「どもーっす!! 東がいつもお世話になってます! えー、すっげぇかわいい感じの彼氏さんですね!!」
「あ、お世話になって、え?あ、?? は、...かれ、し?」
空気が凍るのが肌で感じられて、どうしても動けなかった。
口火を切ったのは、やっぱり仮沢さん。
うわーっ、と大きな声で、焦ったように首を振る。
「す、すみませんすみません!! 違うんです!! 余計なこと言うなバカ、この人は今日あったばっかで彼氏じゃないの!! ね、そうだよね、浦安さん?!!」
「は、はいっ、関係ないというか、...違います!!」
必死の否定に、あーそうなの?ごめんねー? なんて佳西くんは両手を合わせた。
「.........、いや、ゲイですけど。それはそうなんですけど、...なんもないですよ?はい。」
決まり悪そうに笑った仮沢さん。
僕もなんだか、無駄な罪悪感が沸々とわいて止められなくなった。
