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想い舞う頃


やって来た新たな1日。

仕事での1日は終わり、お店の外で時間を確認していた。

まだ外は明るく、時間もそんなに遅くない。

友達からは、絡まれる前に逃げてきた。

大きな達成感を抱いて向かうのは、もちろん瞬の家。

仕事終わりとは思えないほど軽い足取りで向かう。



ーピーンポーン

紺色や紫色の混じり始めたオレンジ色の空の下、静かに
響くチャイムの音。

「…はい」

その瞬の声が聞こえるのが、いつもより少し遅かった気がした。

「私」

忙しかったかな、とか思いながら言う。

けど、入って、と聞こえたから、そっと開ける、茶色い
小洒落たドア。

いつものように瞬が居て、目が合えば笑ってくれた。

……けど、その笑顔が少し、いつもより寂しそうというか、
悲しそうな気がした。


<2016/11/07 16:34 秋の空>消しゴム
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