瞬の部屋。
流れる沈黙。
それがいつもより重いのは、きっと私の纏っている緊張感のせいだろう。
私はさっきからずっと、正座をくずした形で座って、太ももの上で握った自分の手を見つめていた。
奏は話し出さないし、瞬もなかなか話さないから。
それで増していった、緊張感。
「……愛」
瞬の、私を呼ぶ小さな声で破られた、今までの長い沈黙。
ゆっくりと顔を上げれば、瞬と目が合った。
そっと微笑む瞬に、笑い返すことも出来なかった。
何?と問うように、少しの間 瞬の目を見る。
「俺…そろそろ……」
グサリと刺さる、瞬の言葉。
本当に痛みを感じそうなくらいの衝撃だった。
嫌だよ……
瞬が居なくなるなんて、そんなの嫌だ……
視界が滲んでいく。
でも、瞬はもっと辛いんだ。
涙なんか見せたくなくて、目元を隠すように俯いて。
強く、強く唇を噛んだ。
「大丈夫」
泣きそうなのがバレてしまったのか、優しくなる瞬の声。
もう一度顔を上げれば、瞬はさっきよりもずっと優しく
笑っていた。
「まだ死ぬ訳じゃない」
瞬は濁してくれたけど、しっかりと私の耳に届いた、嫌な言葉。
「ただ、そろそろ1人で呼吸をするのが難しくなってくる」
「けど……もしそうなっても、生きる方法ならある」
奏の優しい言葉が続く。
彼は…奏は笑っていた。
大丈夫だよ、とでも言ってくれてるみたいに。
「で、俺決めたんだ」
私の願うような視線と、奏の何を言うか分かっているような視線が瞬に向く。
瞬は、そんな私達の目を見て、確かに言った。
「着けない」と。
それを聞き、奏の表情が明らかに変わった。
流れる沈黙。
それがいつもより重いのは、きっと私の纏っている緊張感のせいだろう。
私はさっきからずっと、正座をくずした形で座って、太ももの上で握った自分の手を見つめていた。
奏は話し出さないし、瞬もなかなか話さないから。
それで増していった、緊張感。
「……愛」
瞬の、私を呼ぶ小さな声で破られた、今までの長い沈黙。
ゆっくりと顔を上げれば、瞬と目が合った。
そっと微笑む瞬に、笑い返すことも出来なかった。
何?と問うように、少しの間 瞬の目を見る。
「俺…そろそろ……」
グサリと刺さる、瞬の言葉。
本当に痛みを感じそうなくらいの衝撃だった。
嫌だよ……
瞬が居なくなるなんて、そんなの嫌だ……
視界が滲んでいく。
でも、瞬はもっと辛いんだ。
涙なんか見せたくなくて、目元を隠すように俯いて。
強く、強く唇を噛んだ。
「大丈夫」
泣きそうなのがバレてしまったのか、優しくなる瞬の声。
もう一度顔を上げれば、瞬はさっきよりもずっと優しく
笑っていた。
「まだ死ぬ訳じゃない」
瞬は濁してくれたけど、しっかりと私の耳に届いた、嫌な言葉。
「ただ、そろそろ1人で呼吸をするのが難しくなってくる」
「けど……もしそうなっても、生きる方法ならある」
奏の優しい言葉が続く。
彼は…奏は笑っていた。
大丈夫だよ、とでも言ってくれてるみたいに。
「で、俺決めたんだ」
私の願うような視線と、奏の何を言うか分かっているような視線が瞬に向く。
瞬は、そんな私達の目を見て、確かに言った。
「着けない」と。
それを聞き、奏の表情が明らかに変わった。
