『嫌なら言えば良いじゃん。嫌って』
『側に居てくれる事が、私のためなんだよ、って』
昨日の夜から頭の中で繰り返されている、奏の言葉。
確かに……確かにその通りだし、そうしたい。
だけど、もしその通りにしたら、瞬はどうなる?
彼がどれだけ考えて出した答えかなんて、私は知らない。
でも、瞬の事だ。
相当考えて出した答えに違いない。
そんな瞬の考えを無理に変えるような事、私がして良いのだろうか。
私と瞬は、ただ付き合ってるだけ。
それ以上の関係なんてない。
そんな私が、彼の考えを無理に変えるなんて……
自分で自分が考えている事が分からなくなってきていた。
瞬のためだとか勝手に言い訳して、瞬を苦しめる事から
逃げてるんだ。
「はぁ……」
奏は今、何を考えてるんだろう。
瞬に考え方を改めてもらうとか言ってたけど。
本当、私も奏みたいな人になりたいな。
自分の思った事はちゃんと伝える、そんな人に。
「みやっち食べないの?」
不意に、心配そう……でもないか。
そう聞いてきたのは、菓子パンを頬張る、私の向かい側に
置かれたパイプ椅子に座る友達だった。
今は昼休み。
休憩室にある、白い少し安っぽいテーブルに置かれた、
今朝コンビニで買った野菜ジュースとおにぎりを眺めていた。
それすら忘れ、瞬と奏、そして自分の事を考えていた。
「食欲ないの? 元気はなさそうだけど」
ムシャムシャと甘そうなパンを食べ、甘ーい いちご・オレで喉を潤す友達。
それを見て、余計 喉乾きそうだよなぁ、なんて、どうでも
良い事を思った。
「んっ、ぷはっ。あ、で何があったのさ?」
いちご・オレを飲み干し、そのパックを勢い良くテーブルに置き私の目を真っ直ぐに見てくる友達。
「何でもないさ〜?」
なんて、ポジティブっぽい言い方で言葉を返してみたけど、友達は目を逸らさない。
「……本当、何でもないから」
つい、説得するかのような言い方になってしまった。
そんな私の言葉に、目を細め、どこか悲し気に笑う友達。
「あたしら友達なんだからさ。何かあったなら言ってよ」
その言葉は、確かに嬉しかった。
けど、瞬の事を他の人に言いたくはない。
瞬だって、私や奏に伝えるのにどれだけの勇気を必要としたか……
「ありがとう。でも本当、何でもないから」
笑顔でそう言えば、友達は諦めたように「そう…」と言って
くれた。
それに笑顔で頷き、手首にある時計を見れば昼休み終了時間だった。
「じゃ、行こっか」
「え、みやっち本当に食べないの?」
「あ~、今朝食べ過ぎちゃって」
軽くお腹辺りをさすり、そう笑った。
友達も、みやっち らしいね〜、と笑ってくれた。
今日も奏から連絡あるのかな、なんて思いながら、友達と
仕事に戻った。
『側に居てくれる事が、私のためなんだよ、って』
昨日の夜から頭の中で繰り返されている、奏の言葉。
確かに……確かにその通りだし、そうしたい。
だけど、もしその通りにしたら、瞬はどうなる?
彼がどれだけ考えて出した答えかなんて、私は知らない。
でも、瞬の事だ。
相当考えて出した答えに違いない。
そんな瞬の考えを無理に変えるような事、私がして良いのだろうか。
私と瞬は、ただ付き合ってるだけ。
それ以上の関係なんてない。
そんな私が、彼の考えを無理に変えるなんて……
自分で自分が考えている事が分からなくなってきていた。
瞬のためだとか勝手に言い訳して、瞬を苦しめる事から
逃げてるんだ。
「はぁ……」
奏は今、何を考えてるんだろう。
瞬に考え方を改めてもらうとか言ってたけど。
本当、私も奏みたいな人になりたいな。
自分の思った事はちゃんと伝える、そんな人に。
「みやっち食べないの?」
不意に、心配そう……でもないか。
そう聞いてきたのは、菓子パンを頬張る、私の向かい側に
置かれたパイプ椅子に座る友達だった。
今は昼休み。
休憩室にある、白い少し安っぽいテーブルに置かれた、
今朝コンビニで買った野菜ジュースとおにぎりを眺めていた。
それすら忘れ、瞬と奏、そして自分の事を考えていた。
「食欲ないの? 元気はなさそうだけど」
ムシャムシャと甘そうなパンを食べ、甘ーい いちご・オレで喉を潤す友達。
それを見て、余計 喉乾きそうだよなぁ、なんて、どうでも
良い事を思った。
「んっ、ぷはっ。あ、で何があったのさ?」
いちご・オレを飲み干し、そのパックを勢い良くテーブルに置き私の目を真っ直ぐに見てくる友達。
「何でもないさ〜?」
なんて、ポジティブっぽい言い方で言葉を返してみたけど、友達は目を逸らさない。
「……本当、何でもないから」
つい、説得するかのような言い方になってしまった。
そんな私の言葉に、目を細め、どこか悲し気に笑う友達。
「あたしら友達なんだからさ。何かあったなら言ってよ」
その言葉は、確かに嬉しかった。
けど、瞬の事を他の人に言いたくはない。
瞬だって、私や奏に伝えるのにどれだけの勇気を必要としたか……
「ありがとう。でも本当、何でもないから」
笑顔でそう言えば、友達は諦めたように「そう…」と言って
くれた。
それに笑顔で頷き、手首にある時計を見れば昼休み終了時間だった。
「じゃ、行こっか」
「え、みやっち本当に食べないの?」
「あ~、今朝食べ過ぎちゃって」
軽くお腹辺りをさすり、そう笑った。
友達も、みやっち らしいね〜、と笑ってくれた。
今日も奏から連絡あるのかな、なんて思いながら、友達と
仕事に戻った。
