おためし小説投稿

登録一切不要で小説投稿!
文字サイズ変更 
想い舞う頃


仕事に集中する、それが意外と難しいもので。

日曜日はまだ出来たけど。

その後の月曜日、火曜日は全然ダメだった。

今日は休みの水曜日。

昨日の夜からずっと奏の事。

そんな感じで迎えた水曜日。

窓の外は晴れ。

快晴。

瞬に連絡するなんて出来るはずもなく、奏にも少し難しい。

今はただ、窓の外を眺めてるだけ。

真っ青な、秋の始まりの、晴れた空を眺めてるだけ。

ふぅ、と小さく息を吐いた時。

ミニテーブルの上で、メールを受信した事を知らせる携帯。

誰?と1人で喋りながら確認する、携帯と受信したメール。

「あぁ、かな……た!?」

特に理由はないけど、結構な衝撃だった。

えっと、内容は……

『こんにちは。
今 時間ある?』

……その一言だけが書かれていた。

あるよ、と送れば、ちょっと会わない?と返って来た。

どこで会うのかを聞けば、喫茶店、との答えが。

喫茶店……

もちろん、Cherry Blossomの事。

奏とあそこで会った時は、絶対良い話はしない。

何を話すのかと思うと、少し不安になり画面とのにらめっこが始まる。

奏、あれから瞬と会ったのかな?

もしもそうなら、瞬の何かが聞けるかもしれない、と期待し、分かった、何時が良い?と送った。

この答えを出すのに要した時間、10分弱。

少しして奏からの返信があり、今でも良い?と。

「……マジ、っすか」

今から、という答えが意外だったというよりも、まだ着ているのが部屋着、という事が問題だった。

「んー……」

『15分後に会おう?』

少し考えてからそう返信し、急いで着替えを始めた。

<2016/11/22 20:52 秋の空>消しゴム
Copyright(C) おためし小説投稿 Since2013 All Rights Reserved.