「日も短くなってきたな」
奏と空を眺め、どれだけの時間が経っただろう。
それほど経っていないはずなのに、もう星が姿を見せた。
紺色の空に、ひとつ。
あんなに小さいのに、光ってる。
今日の、……一番星。
一番最初に見つけた、一番光ってる星
いつか愛は、そんな星を一番星と呼ぶと言っていた。
「一番星、か……」
俺は愛にとって、そんな存在になれるだろうか。
小さくても光ってて、遠くからでも見えるような、そんな存在に。
「あれ? 一番星ってどういう星のこと言うの?」
「一番最初に見つけた、一番光ってる星」
愛が言っていた言葉を、そのまま言ってみた。
ゆっくりと、右手の人差し指でそれを差して。
どれ? と俺の前から窓の外を覗く奏。
こんな何ともない彼の言動を微笑ましく思えるのは、きっと。
コイツが、愛に似ているからだろう。
愛と奏は、本当に似ている。
妹や弟のように思ってしまうような、どこか放っとけない
何かを持ってる所も、気づけば俺を支えてくれてる、強く
頼れる何かを持ってる所も。
奏がまだ、放っとけない何かを持っていた頃。
俺は愛に逢った。
そして、言われた。
友達になってくれない? と。
俺が奏と仲良くなるきっかけとなった、あの言葉を。
その瞬間から、俺は愛に惹かれていた。
まあさすがに、似ているからと言って奏にそういう感情を
抱いた事は一度もないけど。
「……あれ、どうした?」
さっきから何かを真剣に考えている奏。
「誰かも言ってたんだよ。さっき瞬くんが言った言葉……」
そう言うと、再び うーん、と唸る奏。
「俺が言った言葉?」
「……うん。一番最初に見つけた何とかって」
「あぁ、愛だよ」
「愛ちゃん?」
一度はスッキリしたような顔をした奏だが、再び彼の表情は曇った。
「でも、いつだっけ?」
「高校の夏休みじゃなかったか?」
何年のかは覚えてないけど。
「夏や……、あっ!」
思い出した! と指を鳴らす奏。
カサッ、って。
「スイカ割りした日じゃない!?」
「あっ、そうそう。確か花火やるっつって、夜になるまで
待ってて……」
「それで……」
愛も言ったんだよな。
一番星ってどういう星のことを言うんだっけ? って。
やっぱりコイツら、似てるんだな。
奏と空を眺め、どれだけの時間が経っただろう。
それほど経っていないはずなのに、もう星が姿を見せた。
紺色の空に、ひとつ。
あんなに小さいのに、光ってる。
今日の、……一番星。
一番最初に見つけた、一番光ってる星
いつか愛は、そんな星を一番星と呼ぶと言っていた。
「一番星、か……」
俺は愛にとって、そんな存在になれるだろうか。
小さくても光ってて、遠くからでも見えるような、そんな存在に。
「あれ? 一番星ってどういう星のこと言うの?」
「一番最初に見つけた、一番光ってる星」
愛が言っていた言葉を、そのまま言ってみた。
ゆっくりと、右手の人差し指でそれを差して。
どれ? と俺の前から窓の外を覗く奏。
こんな何ともない彼の言動を微笑ましく思えるのは、きっと。
コイツが、愛に似ているからだろう。
愛と奏は、本当に似ている。
妹や弟のように思ってしまうような、どこか放っとけない
何かを持ってる所も、気づけば俺を支えてくれてる、強く
頼れる何かを持ってる所も。
奏がまだ、放っとけない何かを持っていた頃。
俺は愛に逢った。
そして、言われた。
友達になってくれない? と。
俺が奏と仲良くなるきっかけとなった、あの言葉を。
その瞬間から、俺は愛に惹かれていた。
まあさすがに、似ているからと言って奏にそういう感情を
抱いた事は一度もないけど。
「……あれ、どうした?」
さっきから何かを真剣に考えている奏。
「誰かも言ってたんだよ。さっき瞬くんが言った言葉……」
そう言うと、再び うーん、と唸る奏。
「俺が言った言葉?」
「……うん。一番最初に見つけた何とかって」
「あぁ、愛だよ」
「愛ちゃん?」
一度はスッキリしたような顔をした奏だが、再び彼の表情は曇った。
「でも、いつだっけ?」
「高校の夏休みじゃなかったか?」
何年のかは覚えてないけど。
「夏や……、あっ!」
思い出した! と指を鳴らす奏。
カサッ、って。
「スイカ割りした日じゃない!?」
「あっ、そうそう。確か花火やるっつって、夜になるまで
待ってて……」
「それで……」
愛も言ったんだよな。
一番星ってどういう星のことを言うんだっけ? って。
やっぱりコイツら、似てるんだな。
