あれから何度も、ありがとうと言えるチャンスはあった。
母の手を借りて食事もしたし、トイレも行った。
その後俺の口から、ありがとう という言葉は出なかった。
言おうとはしたけど、全てタイミングを逃した。
それを何度か繰り返し、気づけば窓の外に見えるのは夕方の空。
下の方がオレンジ色に染まった、濃い青色の空。
自分の部屋の窓から見えるそんな空で、探す。
一番星を。
今の、目標となる星を。
まだ、あの星のようになりたいと思える星は見つかっていない。
それを見つけるのが今の目標で、それを達成したら理想の星に向かって、歩いていく。
それまでにきっと、たくさんの新しい目標を見つける。
それらをひとつひとつ達成して、俺はやっとなれる。
一番星に。
毎晩、空で一番輝けるような、そんな星に。
あの時の話、覚えてて良かった。
あの話を忘れていれば、今きっと。
こんなふうに目標なんて持っていないだろうから。
目標を見つけること、なんて難しい目標を立て、それを
達成出来ずに居たかも知れない。
本当、愛には感謝しきれない。
何となく、ふぅ、と息を吐いた時。
ーーピーンポーン……
夕方の1人で居た部屋に、チャイムの音が聞こえてきた。
俺は当たり前のように車椅子を動かし、部屋を出る。
母の手を借りて食事もしたし、トイレも行った。
その後俺の口から、ありがとう という言葉は出なかった。
言おうとはしたけど、全てタイミングを逃した。
それを何度か繰り返し、気づけば窓の外に見えるのは夕方の空。
下の方がオレンジ色に染まった、濃い青色の空。
自分の部屋の窓から見えるそんな空で、探す。
一番星を。
今の、目標となる星を。
まだ、あの星のようになりたいと思える星は見つかっていない。
それを見つけるのが今の目標で、それを達成したら理想の星に向かって、歩いていく。
それまでにきっと、たくさんの新しい目標を見つける。
それらをひとつひとつ達成して、俺はやっとなれる。
一番星に。
毎晩、空で一番輝けるような、そんな星に。
あの時の話、覚えてて良かった。
あの話を忘れていれば、今きっと。
こんなふうに目標なんて持っていないだろうから。
目標を見つけること、なんて難しい目標を立て、それを
達成出来ずに居たかも知れない。
本当、愛には感謝しきれない。
何となく、ふぅ、と息を吐いた時。
ーーピーンポーン……
夕方の1人で居た部屋に、チャイムの音が聞こえてきた。
俺は当たり前のように車椅子を動かし、部屋を出る。
