すぐに部屋中を探した。
瞬を感じられる、あの指輪を見つけるために。
ーーそれは、愛が持っててくれ
ーーそうしたら……愛は俺を忘れずにいてくれるだろ?
そんな、瞬の想いが詰まった指輪を見つけるために。
机の引き出しから、ベッドの下や服のポケットまで。
だけど、どこにも無かった。
そして気がついたら、ここに居た。
瞬と毎年来ると約束した、丘の上に。
桜の木に手のひら全体で触れ、瞬に話すように1人話し出す。
「ごめんね。瞬の指輪、失くしちゃった。……でも、絶対必ず見つけるからっ」
なんて言っても、もう可能性がある場所は全て探した。
絨毯の下にでも もぐっちゃったかな……
「愛」
ふと、瞬の声が聞こえた気がした。
そんなはず、ないのに。
瞬の声で言葉を作るの、どれだけ上手くなっちゃったんだろう。
愛
そう、あの優しい声で呼んでほしくて、頭の中でその夢を叶えたんだろう。
「愛」
「……えっ?」
本当に聞こえてる……?
「瞬……?」
瞬が居るの?
瞬が今、ここに……?
驚きと期待が混じったような、言葉にするのは難しい気持ちで後ろを向き、辺りを見渡す。
すると、1人。
誰かの姿を見つけた。
瞬を感じられる、あの指輪を見つけるために。
ーーそれは、愛が持っててくれ
ーーそうしたら……愛は俺を忘れずにいてくれるだろ?
そんな、瞬の想いが詰まった指輪を見つけるために。
机の引き出しから、ベッドの下や服のポケットまで。
だけど、どこにも無かった。
そして気がついたら、ここに居た。
瞬と毎年来ると約束した、丘の上に。
桜の木に手のひら全体で触れ、瞬に話すように1人話し出す。
「ごめんね。瞬の指輪、失くしちゃった。……でも、絶対必ず見つけるからっ」
なんて言っても、もう可能性がある場所は全て探した。
絨毯の下にでも もぐっちゃったかな……
「愛」
ふと、瞬の声が聞こえた気がした。
そんなはず、ないのに。
瞬の声で言葉を作るの、どれだけ上手くなっちゃったんだろう。
愛
そう、あの優しい声で呼んでほしくて、頭の中でその夢を叶えたんだろう。
「愛」
「……えっ?」
本当に聞こえてる……?
「瞬……?」
瞬が居るの?
瞬が今、ここに……?
驚きと期待が混じったような、言葉にするのは難しい気持ちで後ろを向き、辺りを見渡す。
すると、1人。
誰かの姿を見つけた。
