夏の夕陽に照らされた地面に、自転車を押した2つの影が
浮かんでいる。
その2人の間に特に会話は無く、穏やかな沈黙が流れている。
「あの」
そんな声で沈黙を破ったのは、私だった。
それに、ん?と、穏やかな視線が送られる。
「好き」
「は?」
「瞬の事、好き」
何度でも言える、そんな気がした。
だから、もう一度言ってみた。
そうしたら、笑われた。
「嘘おっしゃい」と。
「嫌だなっ、嘘じゃないもん!」
「分かったから」
そこで、一度破られた沈黙が再び流れる。
まるで、さっきの会話は無かったかのように。
全く緊張感が漂うこともなく、普通に、静か。
そのまま、私の家の前まで着いてしまった。
変に緊張が漂うより、全然良いけど。
「じゃあ、ありがとね」
「本当だよ」
「明日はどうするっ?」
「全然進んでいたようには見えなかったが?」
これは『来い』の意味。
だよね?
「優しく教えてよ?」
「今日も十分優しかったはずだ。じゃあまぁ、…またね」
最後の優しすぎる言い方に、背筋が凍った。
けど、凄く嬉しかった。
優しい声と、優しい笑顔。
瞬にはそれが、とても似合っていた。
そんな瞬は、押して来た自転車にまたがり、来た道を戻った。
それを眺めながら、達成感に包まれた。
やっと言えた。
好きだって。
嘘だと否定されても、嘘じゃないって。
ちゃんと、伝わったよね?
あれ以上にストレートな言い方は見つからなかったし。
私はスッキリした気分で家の中へ。
浮かんでいる。
その2人の間に特に会話は無く、穏やかな沈黙が流れている。
「あの」
そんな声で沈黙を破ったのは、私だった。
それに、ん?と、穏やかな視線が送られる。
「好き」
「は?」
「瞬の事、好き」
何度でも言える、そんな気がした。
だから、もう一度言ってみた。
そうしたら、笑われた。
「嘘おっしゃい」と。
「嫌だなっ、嘘じゃないもん!」
「分かったから」
そこで、一度破られた沈黙が再び流れる。
まるで、さっきの会話は無かったかのように。
全く緊張感が漂うこともなく、普通に、静か。
そのまま、私の家の前まで着いてしまった。
変に緊張が漂うより、全然良いけど。
「じゃあ、ありがとね」
「本当だよ」
「明日はどうするっ?」
「全然進んでいたようには見えなかったが?」
これは『来い』の意味。
だよね?
「優しく教えてよ?」
「今日も十分優しかったはずだ。じゃあまぁ、…またね」
最後の優しすぎる言い方に、背筋が凍った。
けど、凄く嬉しかった。
優しい声と、優しい笑顔。
瞬にはそれが、とても似合っていた。
そんな瞬は、押して来た自転車にまたがり、来た道を戻った。
それを眺めながら、達成感に包まれた。
やっと言えた。
好きだって。
嘘だと否定されても、嘘じゃないって。
ちゃんと、伝わったよね?
あれ以上にストレートな言い方は見つからなかったし。
私はスッキリした気分で家の中へ。
