月曜日になってしまい、眠気と闘いながら家を出た。
けど、眠いからこそ、自転車を飛ばして学校へ向かう。
立ち漕ぎで。
ペダルを踏み込んで体が上下する度に、後ろでポニーテールにされた髪が首元をくすぐる。
瞬に褒められた、ポニーテールが。
今日の私はやたら女の子になってて、いつもならヘアゴム
だけで終わらせてしまうポニーテールに、オレンジ色の
リボンを結んだ。
立ち漕ぎ、という所は全く変わってないけど。
暫く強めの風を受けて着いた、学校の自転車置き場。
定位置に自転車を置き、カゴに放り込んだ鞄を手に取り、
教室へと向かった。
今停めた自分の自転車の左隣に、1台の自転車が停められている事を確認して。
教室に着けば、私の隣の席に瞬が居た。
左側に停めてあった自転車の持ち主。
姿を見て、朝から嬉しさでいっぱいになる。
「おはよっ」
「おっ、おはよう」
朝から素敵な笑顔。
いつも思うけど、意外と丁寧に返してくれる瞬。
「あっ…」
鞄を机に置いた時、気付いた。
土曜日買った指輪が、瞬の右手中指を飾っている事に。
何だか すっごく嬉しくて、気付けば1人で笑顔になっていた。
「何笑ってんの?怖えし」
瞬にも気付かれた。
「ふふっ、瞬が笑わせてるんだよ?」
そう言って瞬の左肩を軽く叩き、鞄をロッカーに入れて来た。
そして瞬の隣の、自分の席に着いた。
「瞬、シンプルになったね」
「こいつがシンプルだから」
そう言って、自分の右手中指を見る瞬が可愛かった。
そしてやっぱり、凄く嬉しかった。
「あれ?」
「えっ、何…?」
ああ、瞬に見られてる。
本当、恋って何なんだろう。
暑い暑い!
「珍しいじゃん」
少し上の辺りを見てそう言う瞬。
「え、何が…?」
「いつもゴムだけなのに」
「あ、ああ。これ?時間あったからさ」
そう言って、真剣に選んだリボンを触る。
けど、違う違う!
瞬が言ってくれたからでしょ?
でも、普通そんな事言わないか。
「ふ〜ん」
瞬も納得したように視線を外してくれて、これで緊張から開放される、とか思った時。
「……可愛いじゃん」
瞬は確かに、小さな声だったけど、そう言ってくれた。
一気に顔が熱くなったけど、言い返すように言ってやった。
「瞬も超似合ってんじゃん」と。
瞬の右手中指を見て。
すると瞬は、「俺は何でも似合うから」と、可愛さの強い
笑みを浮かべて言った。
ああ、なんて良い人なんだろう。
人が勝手に、半強制的に買った指輪。
それを、堂々と学校にして来るなんて。
買った張本人は、して来る自信は無くて、ブレザーの右側のポケットに忍ばせて来たというのに。
……っていうか、瞬は嫌じゃないの?
私なんかと、お揃いで……
けど、眠いからこそ、自転車を飛ばして学校へ向かう。
立ち漕ぎで。
ペダルを踏み込んで体が上下する度に、後ろでポニーテールにされた髪が首元をくすぐる。
瞬に褒められた、ポニーテールが。
今日の私はやたら女の子になってて、いつもならヘアゴム
だけで終わらせてしまうポニーテールに、オレンジ色の
リボンを結んだ。
立ち漕ぎ、という所は全く変わってないけど。
暫く強めの風を受けて着いた、学校の自転車置き場。
定位置に自転車を置き、カゴに放り込んだ鞄を手に取り、
教室へと向かった。
今停めた自分の自転車の左隣に、1台の自転車が停められている事を確認して。
教室に着けば、私の隣の席に瞬が居た。
左側に停めてあった自転車の持ち主。
姿を見て、朝から嬉しさでいっぱいになる。
「おはよっ」
「おっ、おはよう」
朝から素敵な笑顔。
いつも思うけど、意外と丁寧に返してくれる瞬。
「あっ…」
鞄を机に置いた時、気付いた。
土曜日買った指輪が、瞬の右手中指を飾っている事に。
何だか すっごく嬉しくて、気付けば1人で笑顔になっていた。
「何笑ってんの?怖えし」
瞬にも気付かれた。
「ふふっ、瞬が笑わせてるんだよ?」
そう言って瞬の左肩を軽く叩き、鞄をロッカーに入れて来た。
そして瞬の隣の、自分の席に着いた。
「瞬、シンプルになったね」
「こいつがシンプルだから」
そう言って、自分の右手中指を見る瞬が可愛かった。
そしてやっぱり、凄く嬉しかった。
「あれ?」
「えっ、何…?」
ああ、瞬に見られてる。
本当、恋って何なんだろう。
暑い暑い!
「珍しいじゃん」
少し上の辺りを見てそう言う瞬。
「え、何が…?」
「いつもゴムだけなのに」
「あ、ああ。これ?時間あったからさ」
そう言って、真剣に選んだリボンを触る。
けど、違う違う!
瞬が言ってくれたからでしょ?
でも、普通そんな事言わないか。
「ふ〜ん」
瞬も納得したように視線を外してくれて、これで緊張から開放される、とか思った時。
「……可愛いじゃん」
瞬は確かに、小さな声だったけど、そう言ってくれた。
一気に顔が熱くなったけど、言い返すように言ってやった。
「瞬も超似合ってんじゃん」と。
瞬の右手中指を見て。
すると瞬は、「俺は何でも似合うから」と、可愛さの強い
笑みを浮かべて言った。
ああ、なんて良い人なんだろう。
人が勝手に、半強制的に買った指輪。
それを、堂々と学校にして来るなんて。
買った張本人は、して来る自信は無くて、ブレザーの右側のポケットに忍ばせて来たというのに。
……っていうか、瞬は嫌じゃないの?
私なんかと、お揃いで……
