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想い舞う頃


寒い冬の日、私の部屋では初めての光景が広がっていた。

私のこの部屋に、瞬と奏が居るという光景が。

そこでは、穏やかな沈黙が流れていた。

みんなそれぞれの事を思ってて。

沈黙が気にならない。

それ以上の仲は無いと、私は思ってる。

そんな友達に巡り会えたなんて、私は幸せだね。

「いただきます」

暖かい部屋に流れる穏やかな沈黙を、奏が小さな声で
破った。

そして奏は、まるで女性のような綺麗な手で、テーブルに
置いてあったカップを取り、ゆっくりとそれを口元へ運んだ。

その姿がなんとも可愛らしくて、つい見つめてしまった。

「美味しっ」

「ふふっ、良かった」

自然に浮かんだ笑顔でそう言えば、奏は可愛らしく笑った。

彼は、長めのキノコっぽい髪型で、長めの前髪から覗かせる、丸くて大きな瞳が特徴。

そしてさらなる特徴が、あの女子と間違えそうになる程に
綺麗で可愛い声。

あの大きな瞳で見つめられ、あの可愛い声で何かを頼まれた時には、断れたものじゃない。

色白で、身長はそんなに小さい、という程でもないかも
しれないけど、体型の方はかなり小さい。

改めて見てみると、かなり地味な男の子。

中学の頃狙われていた事に納得してしまう。

そんな、瞬とは真逆なタイプ。

瞬は結構な長身で、180㎝近くあるように見える。

髪は男にしては結構長くて、パーマをかけているのか後ろ髪がハネてる。

その後ろ髪が所々白く染められているのが、良く言えば
特徴。

顔は小顔で、目がキリッとしてて、クールな感じ。

色は白い方だけど、奏程ではない。

髪型は結構 変だけど、それが似合い、許されるのが瞬。

体型は、普段から大きめの服を着ていて分からないけど、
抱きついた時にしっかりしてたから、普通だと思う。

見た目だけだと、瞬はかなり悪そう。

…私、こんな2人と一緒に居たんだ、なんて、本当の意味は
分からないけど、思ってしまった。


「あっ…」

奏の小さな声が聞こえ、視線は窓の外を眺める奏へ。

「どうした?」

「雪……雪降ってる…」

「嘘っ!」

何だか興奮して、後の事なんて考えずに窓を豪快に拭いた。

一部綺麗になった窓から見えるのは、真っ白に染まった庭。

「結構積もってんな」

「この調子ならかなり積もるね。暫くしたら外出ようよ!」

「バカか。雪降ってんだぞ?超さみーよ…」

「寒い中遊ぶのが楽しいのよ!ねっ?奏?」

瞬と二人で言い合うのは敵わないから、奏に助けを求める。

「うーん。せっかく降ってるし」

奏、ナイス。

「まぁ、良いけどさあ…」

瞬も奏には敵わないんだね。

「よしっ!積もったら外出よーっ!」

1人で騒ぐ私に合わせ、奏も隣で、小さくノッてくれた。


容姿については初めの方に書くよなぁ…
なんて、読み返してから思いました。
本当、すみません。
<2016/10/02 12:06 秋の空>消しゴム
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