春が終わり、梅雨入りして暫くしたある日。
この日、私達はお揃いの指輪を買った、あのショッピング
モールへ来ていた。
特に見たいお店もなく、する事もなく。
何となく、で来た感じ。
けど。
「あっ」
ひとつ、やる事ができた。
「書いてく?」
私の指が示す方には、大きめな笹が。
そう言えば、この日は七夕だった。
流石にもう意識もしなくなり、すっかり忘れていた7月7日という日。
「何願ってんの」
「内緒っ」
人差し指を唇に当てて、少し高い声で言ってみた。
…女の子らしく見えただろうか。
「じゃあ、お互い秘密で。書いてこうよ。瞬だって願い事が無い訳じゃないでしょ?」
すぐ近くの机で、お願いを書く紙を選びながら、後ろに
立つ瞬に聞く。
「まぁ…」
「ならそうしようよ。叶うかな〜?」
結構ウキウキしている私の隣の机で、くだらねぇ、とでも
言いそうな顔で紙を取る瞬。
私は黄色、瞬は藤色の紙にお願いを書いた。
「ふふふっ」
何だか嬉しくて、お願いを書き終えた紙を見ながら笑って
しまった。
何とか笑いを抑え、少し上の方に紙を飾った。
「よしっ。瞬オッケー?」
隣の笹に紙を飾る瞬に聞く。
「ああ」
自分の飾った紙を眺めて、微かに笑みを浮かべる瞬。
…これもまた可愛い。
あんなに 興味無いし、って感じだったのに。
「行こっ?」
「おう」
瞬が隣に戻ってきたと同時に、私達の手は繋がる。
「結構 真面目なお願い書いたの?」
お互い秘密で、って言ったのに、気になってしまう。
でも……私はこんな奴。
「まぁ、とりあえずな」
瞬もそれを知ってて慣れてるから、上手く言葉を並べて
返してくれた。
「ふーん。私もだよ?ふふっ、叶うと良いね。お願い」
「そうだな」
その後も暫く、私達はショッピングモールに居た。
この日、私達はお揃いの指輪を買った、あのショッピング
モールへ来ていた。
特に見たいお店もなく、する事もなく。
何となく、で来た感じ。
けど。
「あっ」
ひとつ、やる事ができた。
「書いてく?」
私の指が示す方には、大きめな笹が。
そう言えば、この日は七夕だった。
流石にもう意識もしなくなり、すっかり忘れていた7月7日という日。
「何願ってんの」
「内緒っ」
人差し指を唇に当てて、少し高い声で言ってみた。
…女の子らしく見えただろうか。
「じゃあ、お互い秘密で。書いてこうよ。瞬だって願い事が無い訳じゃないでしょ?」
すぐ近くの机で、お願いを書く紙を選びながら、後ろに
立つ瞬に聞く。
「まぁ…」
「ならそうしようよ。叶うかな〜?」
結構ウキウキしている私の隣の机で、くだらねぇ、とでも
言いそうな顔で紙を取る瞬。
私は黄色、瞬は藤色の紙にお願いを書いた。
「ふふふっ」
何だか嬉しくて、お願いを書き終えた紙を見ながら笑って
しまった。
何とか笑いを抑え、少し上の方に紙を飾った。
「よしっ。瞬オッケー?」
隣の笹に紙を飾る瞬に聞く。
「ああ」
自分の飾った紙を眺めて、微かに笑みを浮かべる瞬。
…これもまた可愛い。
あんなに 興味無いし、って感じだったのに。
「行こっ?」
「おう」
瞬が隣に戻ってきたと同時に、私達の手は繋がる。
「結構 真面目なお願い書いたの?」
お互い秘密で、って言ったのに、気になってしまう。
でも……私はこんな奴。
「まぁ、とりあえずな」
瞬もそれを知ってて慣れてるから、上手く言葉を並べて
返してくれた。
「ふーん。私もだよ?ふふっ、叶うと良いね。お願い」
「そうだな」
その後も暫く、私達はショッピングモールに居た。
