雲に覆われた空の下、瞬を見送る。
何だかもう、冬みたい。
そんな外へ出るため、玄関を開ければ、乾いた冷たい風が、勢い良く家の中へ吹き込んだ。
その風に思わず肩をすくめ、両腕をさすった。
「寒いだろ。中入ってて良いから」
そんな優しい言葉の後、大きな手で頭をポンポンされた。
温かい……
「じゃあな」
手の温もりと、優しい笑顔を残して前を向く瞬。
それを見て、何故か凄く寂しくなった。
「おっ…愛?」
瞬の腰の辺りに腕を回し、抱きついた。
そうすれば全身に感じる、瞬の優しい温かさ。
凄く、落ち着いた。
「ずっと…こうしてたい」そう思った。
さらに、行かないで、なんて少し大袈裟な事も思った。
「んっ、瞬…?」
瞬の腰の辺りで重ねる両手に感じた、大きくて優しいものに包まれる感覚と、やっぱり温かさ。
「ありがとうな」
そっと、けど確かに、瞬はそう呟いた。
「私、何もしてないよ?」
ただ、ワガママを言って瞬を困らせてるだけだよ。
「そんな事ねぇよ。愛はこうして、ほんの少しでも。俺を
必要としてくれる」
少し、なんて可愛いものじゃないよ。
私には、瞬が必要なんだよ。
居ないと、ダメなんだよ。
改めて瞬の居る ありがたみを感じると、泣きそうになった。
なんて幸せなんだろう、って。
何とかその涙を堪えようと、瞬の背中に顔をうずめた。
そうすれば、瞬の匂いを感じることができた。
…少し、落ち着いた。
香水や柔軟剤で作られた匂いじゃなくて、自然な匂い。
「私も、ありがとね」
「俺の方こそ、なんもしてねぇよ」
「最高の誕生日プレゼントだよ」
この誕生日、この日を迎えられた事こそが、プレゼント。
そんな幸せな日を、瞬と居られるなんて。
「大好きだよ」
「あぁ…」
もっと寒かったら、その声を発した時に、上へ消えていく
白い息と共に消えてしまいそうな、そんな声だった。
けど、ちゃんと聞こえたよ。
そしてその言葉の意味は、俺も って、解釈したよ。
そんなの、都合良すぎたかな。
何だかもう、冬みたい。
そんな外へ出るため、玄関を開ければ、乾いた冷たい風が、勢い良く家の中へ吹き込んだ。
その風に思わず肩をすくめ、両腕をさすった。
「寒いだろ。中入ってて良いから」
そんな優しい言葉の後、大きな手で頭をポンポンされた。
温かい……
「じゃあな」
手の温もりと、優しい笑顔を残して前を向く瞬。
それを見て、何故か凄く寂しくなった。
「おっ…愛?」
瞬の腰の辺りに腕を回し、抱きついた。
そうすれば全身に感じる、瞬の優しい温かさ。
凄く、落ち着いた。
「ずっと…こうしてたい」そう思った。
さらに、行かないで、なんて少し大袈裟な事も思った。
「んっ、瞬…?」
瞬の腰の辺りで重ねる両手に感じた、大きくて優しいものに包まれる感覚と、やっぱり温かさ。
「ありがとうな」
そっと、けど確かに、瞬はそう呟いた。
「私、何もしてないよ?」
ただ、ワガママを言って瞬を困らせてるだけだよ。
「そんな事ねぇよ。愛はこうして、ほんの少しでも。俺を
必要としてくれる」
少し、なんて可愛いものじゃないよ。
私には、瞬が必要なんだよ。
居ないと、ダメなんだよ。
改めて瞬の居る ありがたみを感じると、泣きそうになった。
なんて幸せなんだろう、って。
何とかその涙を堪えようと、瞬の背中に顔をうずめた。
そうすれば、瞬の匂いを感じることができた。
…少し、落ち着いた。
香水や柔軟剤で作られた匂いじゃなくて、自然な匂い。
「私も、ありがとね」
「俺の方こそ、なんもしてねぇよ」
「最高の誕生日プレゼントだよ」
この誕生日、この日を迎えられた事こそが、プレゼント。
そんな幸せな日を、瞬と居られるなんて。
「大好きだよ」
「あぁ…」
もっと寒かったら、その声を発した時に、上へ消えていく
白い息と共に消えてしまいそうな、そんな声だった。
けど、ちゃんと聞こえたよ。
そしてその言葉の意味は、俺も って、解釈したよ。
そんなの、都合良すぎたかな。
