4月に入ってから、3年に上がるまで。
それは、とても早く感じられた。
そして、どうか2人と同じクラスであるようにと願いながら行った、運命の紙の前。
私の名前が書かれていた紙に、2人の名前は書かれていな
かった。
そう、先生方が私達をバラバラのクラスにしやがったのだ。
そんな、最悪な始まりを迎えた高校最後の1年間。
これからどう過ごそうか、早くもそれだけで頭がいっぱい
だった。
そんな私は、大好きな女性アーティストの、大好きな曲を
聴きながら、青空の下を歩いていた。
こうして音楽を聴いていると、全てを忘れられる。
幸せな奴だな、と、何度も言われた事がある。
そんな私の足が向かうのは、あの丘の上。
高2のこの頃、瞬が連れて行ってくれた、あの丘の上。
そしてその時、毎年ここに来ると約束をした、あの丘の上。
歩いて、20分くらいかな。
目的地に無事到着!
聴いていた曲が終わった所でイヤホンを外し、辺りを
見渡す。
そこには、誰も居なかった。
そう、誰も。
「はぁ」
ため息に似た息を吐き、大きな桜の木を見上げる。
ああ、春だ。
風が吹く度に舞う、薄紅色の小さな花びらたち。
真っ青な空に向かって、舞い上がる。
それが綺麗で、つい笑顔になる。
瞬はもう、こんな風景を見ただろうか。
この桜が全て散ってしまう前に、見ていて欲しいと思った。
「愛?」
突然聞こえた、聞き覚えのある落ち着いた声。
その声に振り向いてみれば、瞬が居た。
高2の春、ここに連れて来てくれたバイクと一緒に。
それは、とても早く感じられた。
そして、どうか2人と同じクラスであるようにと願いながら行った、運命の紙の前。
私の名前が書かれていた紙に、2人の名前は書かれていな
かった。
そう、先生方が私達をバラバラのクラスにしやがったのだ。
そんな、最悪な始まりを迎えた高校最後の1年間。
これからどう過ごそうか、早くもそれだけで頭がいっぱい
だった。
そんな私は、大好きな女性アーティストの、大好きな曲を
聴きながら、青空の下を歩いていた。
こうして音楽を聴いていると、全てを忘れられる。
幸せな奴だな、と、何度も言われた事がある。
そんな私の足が向かうのは、あの丘の上。
高2のこの頃、瞬が連れて行ってくれた、あの丘の上。
そしてその時、毎年ここに来ると約束をした、あの丘の上。
歩いて、20分くらいかな。
目的地に無事到着!
聴いていた曲が終わった所でイヤホンを外し、辺りを
見渡す。
そこには、誰も居なかった。
そう、誰も。
「はぁ」
ため息に似た息を吐き、大きな桜の木を見上げる。
ああ、春だ。
風が吹く度に舞う、薄紅色の小さな花びらたち。
真っ青な空に向かって、舞い上がる。
それが綺麗で、つい笑顔になる。
瞬はもう、こんな風景を見ただろうか。
この桜が全て散ってしまう前に、見ていて欲しいと思った。
「愛?」
突然聞こえた、聞き覚えのある落ち着いた声。
その声に振り向いてみれば、瞬が居た。
高2の春、ここに連れて来てくれたバイクと一緒に。
