彼が名前を教えてくれたあの日から、数日が経った今日。
その頃には、彼とも大分話すようになっていた。
新たな友達を作った私は、暇つぶしに廊下を歩いていた。
そんな今は昼休み。
名も知らぬ男の子が言ってたけど、確かに彼はカッコイイ。
休み時間にはたくさんの女子が席の周りに集まってくる。
そんな彼の斜め前にある、私の席の周りにも結構集まってくる程。
だから、休み時間はあまり落ち着かない。
けど、この昼休みだけは1人。
有り難く、その1人の時間を満喫する。
満喫すると言っても、ただ廊下を歩くだけ。
そんな時間は後どれくらいだろう、なんて思い、左手首にあるお気に入りの腕時計を確認した。
その時計の針が示していたのは、昼休み終了、5分前。
午後の授業にむけてリラックスしておこうと、腕を上げた時。
何かにぶつかる感覚で現実の世界へ引き戻された。
腕をおろして目を開ければ、小柄な男の子が尻餅をついて私を見上げていた。
上履きの色からして、同じ学年らしい。
「ごめんね、大丈夫?」
そう言って手を差し伸べれば、彼は少し驚いたような顔をした。
「大丈夫?」
「はい、僕は…」
結局、差し伸べた手は何の役にも立たず、おろす事に。
彼はこの私に対して深めに頭を下げ、逃げるようにその場を去った。
この学校にも大人しそうな子って居るんだ、なんて思いながら、彼の後ろ姿をしばらく見つめてしまった。
その頃には、彼とも大分話すようになっていた。
新たな友達を作った私は、暇つぶしに廊下を歩いていた。
そんな今は昼休み。
名も知らぬ男の子が言ってたけど、確かに彼はカッコイイ。
休み時間にはたくさんの女子が席の周りに集まってくる。
そんな彼の斜め前にある、私の席の周りにも結構集まってくる程。
だから、休み時間はあまり落ち着かない。
けど、この昼休みだけは1人。
有り難く、その1人の時間を満喫する。
満喫すると言っても、ただ廊下を歩くだけ。
そんな時間は後どれくらいだろう、なんて思い、左手首にあるお気に入りの腕時計を確認した。
その時計の針が示していたのは、昼休み終了、5分前。
午後の授業にむけてリラックスしておこうと、腕を上げた時。
何かにぶつかる感覚で現実の世界へ引き戻された。
腕をおろして目を開ければ、小柄な男の子が尻餅をついて私を見上げていた。
上履きの色からして、同じ学年らしい。
「ごめんね、大丈夫?」
そう言って手を差し伸べれば、彼は少し驚いたような顔をした。
「大丈夫?」
「はい、僕は…」
結局、差し伸べた手は何の役にも立たず、おろす事に。
彼はこの私に対して深めに頭を下げ、逃げるようにその場を去った。
この学校にも大人しそうな子って居るんだ、なんて思いながら、彼の後ろ姿をしばらく見つめてしまった。
