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想い舞う頃


2人を追い、辿り着いた射的の所。

奏が言ってたのは、白いうさぎのぬいぐるみだった。

うさぎが、小さな木で出来た箱みたいなのを持ってる。

「これは失敗できないよー?」

「るっせぇ」

2人の仲の良さを見ていると、自然と笑ってる。

と言うかもう、瞬が関わってると、自然と笑ってる。

「おっ、いった!さっすが〜」

奏が瞬の腰辺りに腕をまわす。

奏と居ると、瞬が凄い背の高い人に見える。

「あったりめーだろ。はい」

「あっ、ありがとう…」

手のひらに乗せられた、真っ白なぬいぐるみ。

すごい可愛い。

小さな箱を、両手で大事そうに持ってる。

「んなちっさいとこに何入れんの?」

「いーのっ。何も入れなくたって」

瞬が取ってくれたってことに、意味があるんだから。

「ありがとねっ」

「そんなに喜んでもらえるとは。誰かさんとは大違いだ」

わしゃわしゃと奏の髪を乱す瞬。

「だって。景品、こんなまともなの無かったし」

その奏は、あっさり失礼なことを言う。

「どうする?とりあえず空いてるとこ行きたいんだけど」

手首の時計を確認しながら言う奏。

「空いてるとこ、奏は戻れば?居場所は確保できんだろ」

居場所…?

本当、気になるワード続出。

「それは嫌。あっ、近くに土手なかった?あそこなら誰も
居ないでしょ」

「うん!あそこなら静かで良いかも」

そんな感じで、私達は会場を抜けて土手へ向かった。


<2016/10/19 18:50 秋の空>消しゴム
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