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想い舞う頃


極平凡に過ごした、数日間。

昨日も一昨日も、瞬からの連絡はなかったけど。

瞬、どんな仕事してるんだろう。

今度会ったら絶対聞いてやるんだから。

そんな事を思いながら帰りの準備を終わらせた。

お店を出て、瞬から連絡がないかと少し期待しながら携帯をチェックする。

そうしたら、着信ありのマークが確認できた。

「瞬…?」

留守電も残ってる。

誰からの電話に出れなかったのかは、それを聞いて確認
しようと思った。

留守電を再生し、携帯を耳元へ。

『…奏です。この後 時間があったら、連絡ください』

奏の声で、その一言だけが残されていた。

…やっぱり、瞬じゃないか。

不在着信を確認すれば、やっぱり奏からの着信だった。

もちろんこの後は暇だから、奏に掛けなおした。

右側で、聞き慣れたコールが鳴り響く。

暫くそれを聞いていると、『はい』と奏の声が聞こえた。

久々に聞こえる、アナウンス以外の声。

「ああっ、奏?私。愛。留守電 聞いたんだけど…」

『うんうん。いきなりだけど、近くに喫茶店あるよね?』

「え〜っと…」

頭の中でこの辺の道を歩く。

着いたのは、喫茶Cherry Blossomチェリー ブロッサムだった。

可愛らしい名前だけど、店内はすごく落ち着いた雰囲気の
喫茶店だ。

「Cherry Blossomが」

『あっ、そうそう。ちょっと……そこで会わない?』

「良いよ。Cherry行けば良いんだね?」

『うん、ごめんね。じゃあ、またあっちで』

「はいよっ」

電話を切り、何だか少し明るくなった気分で喫茶Cherry Blossomへ向かった。


喫茶Cherry Blossom…実際にあったらすみません。
<2016/10/26 14:55 秋の空>消しゴム
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