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想い舞う頃


ああ……

楽しい時間は…何故こんなにも過ぎるのが早いのだろう。

もう携帯を取りに来た場所に居る。

そして、窓の外はカーテンで見えない。

部屋は、電気が照らしている。

「むあ〜ん」

奇妙な声を発し、ベッドの上でゴロゴロ。

「明日……」

昨日の今頃は、次の日がすごく楽しみだったのに。

明日からまた仕事だぜ。

でも……

こう思えるだけ幸せって事かな。

大丈夫、瞬が応援してくれとるぞ。

なんて、自分に言い聞かせるも効果は薄く。

携帯で時間を確認すれば、もう11時。

だけど起床からはまだ12時間……

そりゃ眠くない訳だ。

奏はもう帰った……よね。

瞬の事が分かってから、ほぼ1日瞬の家に居るという奏。

さすがに夜は帰るみたいだけど。

奏が言うには、帰らされる…?

2人の会話の中には、時々 普通の人では分からないような
言葉が出てくる。

今日は、とりあえず私でも分かったけど。

中学の頃から仲の良い友達って、あんな感じなのかな。

私にはそんな人居ないから、分かりやしない。


そう言えば瞬の家、だいぶ変わってたな。

高い段差は無くなってて、壁には手すりが取り付けられていた。

瞬の部屋も、1階に移ってて。

そんな瞬の家の変わり様に驚く私に、瞬は笑った。

凄えだろ、準備万端だから、と。

それも、どこか自慢気に。

瞬が意外と元気そうで、少し安心した。

瞬の事だし、落ち込んでるのかと思ってたから。


人の事を考えている間に、次の日までの眠りについた私。

<2016/10/28 21:21 秋の空>消しゴム
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