やって来た、待ってもいない新たな1週間。
強烈な睡魔くんと闘いながら、時間が過ぎるのをひたすら
待つ。
お客様が来るのを待つのではなく、時間が過ぎるのを。
ダメな店員だと、自分でも思う。
「あの〜」
後ろから女性に声を掛けられ、はいっ!と振り返る。
奏が来た日もこんな感じで、女の人に声掛けられたな、
なんて、どうでも良い事を思った。
勝手に奏だと思ってるけど、あれは奏だよね…?
今日も仕事に集中しろ、と自分を叱る。
そして仕事の世界に戻ってきた時、私は間抜けな顔をして
いただろう。
「…し、志穂?」
「愛?愛だよね?」
「う、うん」
すごい。
この私に、気付いてくれるほどの友が存在した。
「どうした?」
「あの〜、園芸的なのある?」
園芸、あの日もそれ言われた。
仕事終わりに、嫌な報告が無いことを願う。
「この辺だね」
「わあ、すごーい」
いっぱーい、と喜ぶ志穂に、本屋さんだからね、と言って
しまった。
「志穂、ガーデニング目覚めたの?」
「ううん。観葉植物の持たせ方をね」
そのために園芸雑誌買うの?
そんなの簡単に調べられる時代になったじゃん。
と言うか、そういう恵まれた時代に生まれたじゃん、私達。
「よしっ、じゃあ良いや。これ」
最後は結構あっさりしてる志穂。
「ありがとうございます」
何故か渡された園芸雑誌を持ち、レジへ。
「はい、100円とレシートのお返しでーす」
私からレシートとお釣りを受け取ると同時に志穂が、あのさ、と言った。
「…はい?」
低めの声が何となく怖くて、大人しめに答えた。
そうしたら、いきなりニッコリ笑う志穂。
「仕事、何時まで?」
「えっ、もうすぐ終わるけど…?」
「今日、この後暇だったりしちゃう?」
暇だったりしちゃうんだよなぁ、と言いながら頷く。
「じゃあウチ、外で待ってる!」
そう言って雑誌の入った袋を持ち、お店を飛び出した志穂。
……ああ、今日はどこで何を聞かされるのだろうか。
強烈な睡魔くんと闘いながら、時間が過ぎるのをひたすら
待つ。
お客様が来るのを待つのではなく、時間が過ぎるのを。
ダメな店員だと、自分でも思う。
「あの〜」
後ろから女性に声を掛けられ、はいっ!と振り返る。
奏が来た日もこんな感じで、女の人に声掛けられたな、
なんて、どうでも良い事を思った。
勝手に奏だと思ってるけど、あれは奏だよね…?
今日も仕事に集中しろ、と自分を叱る。
そして仕事の世界に戻ってきた時、私は間抜けな顔をして
いただろう。
「…し、志穂?」
「愛?愛だよね?」
「う、うん」
すごい。
この私に、気付いてくれるほどの友が存在した。
「どうした?」
「あの〜、園芸的なのある?」
園芸、あの日もそれ言われた。
仕事終わりに、嫌な報告が無いことを願う。
「この辺だね」
「わあ、すごーい」
いっぱーい、と喜ぶ志穂に、本屋さんだからね、と言って
しまった。
「志穂、ガーデニング目覚めたの?」
「ううん。観葉植物の持たせ方をね」
そのために園芸雑誌買うの?
そんなの簡単に調べられる時代になったじゃん。
と言うか、そういう恵まれた時代に生まれたじゃん、私達。
「よしっ、じゃあ良いや。これ」
最後は結構あっさりしてる志穂。
「ありがとうございます」
何故か渡された園芸雑誌を持ち、レジへ。
「はい、100円とレシートのお返しでーす」
私からレシートとお釣りを受け取ると同時に志穂が、あのさ、と言った。
「…はい?」
低めの声が何となく怖くて、大人しめに答えた。
そうしたら、いきなりニッコリ笑う志穂。
「仕事、何時まで?」
「えっ、もうすぐ終わるけど…?」
「今日、この後暇だったりしちゃう?」
暇だったりしちゃうんだよなぁ、と言いながら頷く。
「じゃあウチ、外で待ってる!」
そう言って雑誌の入った袋を持ち、お店を飛び出した志穂。
……ああ、今日はどこで何を聞かされるのだろうか。
