仕事終わり。
志穂と2人寄ったのは、Cherry Blossom。
全体的に、茶色から濃いオレンジ色に染まった喫茶店。
木製の机に彫られているのは、桜の花と、花びら。
私と瞬の、好きな花。
そんな机に置かれているのは、ふたつのパフェ。
あの日とは、全く違う雰囲気。
「でね?結局その日はデート中止よ。ビックリでしょ?」
「ハハッ。でも……彼氏さんも都合とか予定あるだろうし」
こっちの知っている事が…全てではない……かも知れないし。
「まーそうだけどさあ。いきなりだよ?いきなり」
「分かった分かった」
その彼氏さんの断り方より私が気になるのが、私と志穂の、パフェの減り方。
志穂は何でそんなにゆっくり食べれるのよ……
私はもう食べ終わってるのに、志穂はまだ少し残ってる。
「だからね?今度は映画館連れてってもらうの」
話に夢中になってるから、かな。
そう信じるよ、私は。うん。
「愛は?」
口にクリームをつけて顔を上げる志穂。
「志穂、口」
えっ…、と慌てたように、豪快に口元を拭う志穂。
その豪快さ、嫌いじゃないよ。
「焦ったぁ。で、愛は?」
「ん、何が?」
志穂のパフェしか無くなった視界に、再び志穂が現れる。
「何が、って。まさか付き合ってない訳じゃないよね?」
「まあ…付き合っちゃいるけど」
「だよねぇ。愛、背は高いし脚は長いし。細いし、目は
大きいし?それで彼氏が居ない訳がないよね」
嬉しいような恥ずかしいような気持ちになった時、身長を
聞かれた。
あれ、彼氏との現状を聞きたかったんじゃないの?
まあ志穂の事だし、これくらいの話の変わり方なら慣れてる。
「163とか…たまに165、くらいだったかな」
「はぁ〜ん?こっちゃ平均以下だっつーのに。あ、彼氏とは?上手くいってんの?」
「うん。今の関係に、不満とか…気に入らない所はない」
ひとつもね。
「羨ましいわぁ。あっ、また何かあったら誘うね。今日は
ありがと」
「ううん。帰ろうか」
荷物を持ち、席を立つ。
お会計は…志穂が払ってくれちゃった。
ウチが無理矢理 誘ったから〜、って。
「じゃあね」
「うん。志穂も頑張ってね」
は〜い、と気怠げに返事をする志穂に手を振り、家へと
向かった。
暗い話じゃなくて良かった、と安心しながら。
志穂と2人寄ったのは、Cherry Blossom。
全体的に、茶色から濃いオレンジ色に染まった喫茶店。
木製の机に彫られているのは、桜の花と、花びら。
私と瞬の、好きな花。
そんな机に置かれているのは、ふたつのパフェ。
あの日とは、全く違う雰囲気。
「でね?結局その日はデート中止よ。ビックリでしょ?」
「ハハッ。でも……彼氏さんも都合とか予定あるだろうし」
こっちの知っている事が…全てではない……かも知れないし。
「まーそうだけどさあ。いきなりだよ?いきなり」
「分かった分かった」
その彼氏さんの断り方より私が気になるのが、私と志穂の、パフェの減り方。
志穂は何でそんなにゆっくり食べれるのよ……
私はもう食べ終わってるのに、志穂はまだ少し残ってる。
「だからね?今度は映画館連れてってもらうの」
話に夢中になってるから、かな。
そう信じるよ、私は。うん。
「愛は?」
口にクリームをつけて顔を上げる志穂。
「志穂、口」
えっ…、と慌てたように、豪快に口元を拭う志穂。
その豪快さ、嫌いじゃないよ。
「焦ったぁ。で、愛は?」
「ん、何が?」
志穂のパフェしか無くなった視界に、再び志穂が現れる。
「何が、って。まさか付き合ってない訳じゃないよね?」
「まあ…付き合っちゃいるけど」
「だよねぇ。愛、背は高いし脚は長いし。細いし、目は
大きいし?それで彼氏が居ない訳がないよね」
嬉しいような恥ずかしいような気持ちになった時、身長を
聞かれた。
あれ、彼氏との現状を聞きたかったんじゃないの?
まあ志穂の事だし、これくらいの話の変わり方なら慣れてる。
「163とか…たまに165、くらいだったかな」
「はぁ〜ん?こっちゃ平均以下だっつーのに。あ、彼氏とは?上手くいってんの?」
「うん。今の関係に、不満とか…気に入らない所はない」
ひとつもね。
「羨ましいわぁ。あっ、また何かあったら誘うね。今日は
ありがと」
「ううん。帰ろうか」
荷物を持ち、席を立つ。
お会計は…志穂が払ってくれちゃった。
ウチが無理矢理 誘ったから〜、って。
「じゃあね」
「うん。志穂も頑張ってね」
は〜い、と気怠げに返事をする志穂に手を振り、家へと
向かった。
暗い話じゃなくて良かった、と安心しながら。
