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想い舞う頃


「瞬だっ!」

携帯の画面を見て、子供のように喜ぶ愛ちゃん。

「そっか」

良かったよ。

僕が変に動き出す前に、瞬くんが動き出してくれて。

「やった!」

「ん?」

「本文の最後、会いたい、ってあったから、今から行って
良い?ってやったの。したら1人で来いってさ!」

「そっか」

もう、間違えないでよ?

選ぶ道。

瞬くんの選ぶべき道は、愛ちゃんの側に、隣に居る事なんだから。

「じゃあ、早く行ってきな」

僕が、愛ちゃんを素直に見送れるうちに。

「うんっ!行ってくる!」

「っしゃ行ってこい!」

笑顔で頷く愛ちゃんを見ていたら、自然とそう叫んでいた。

その僕の声にも笑顔で頷き、瞬くんの元へ走っていく、
愛ちゃん。

やっぱり、あの友達と、あの好きな人には、ああいうふうに居て欲しいな。

お互いのために正しい方向へ進んで行く、そんなふうに。

瞬くん、今度 選ぶ道間違えたら、愛ちゃんはもう戻らない
から。

「もう、悲しませんなよ」

僕の好きな人と、自分の大切な彼女。

<2016/11/03 17:54 秋の空>消しゴム
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