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合わせ鏡の吐いた嘘


始まりは、本当に些細なことだった。

学校で喧嘩をしたのだ。
大して仲良くもないけど、割とよく話す。
けど、性格はあんまり好きな方じゃないような子と。

帰ってからもイラつきが収まらなくて、私はふと鏡に目をやった。

そこには、私が映っていた。

冴えない顔。
皺だらけの制服。

行き場のないイラつきは、その時私自身に向いた。
私は鏡に手をやり、鏡に映る自分を罵倒した。

なんでそんななの、なんでちゃんとしないの、なんで、なんで。

後半は泣きながら、自分の嫌なところを上げ続けた。
どんどん出てくるのが、また悲しかった。

『……………じゃあ、あたしと入れ替わらない?。』
「……………!?。」

その時だった。

鏡の中の私が、言葉を発したのは。

<2016/09/20 08:44 なうか>消しゴム
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