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俺は彼女とネタ探しのために付き合っています。


「なあー和樹。お前、好きな奴とかいないのか?モテるんだから彼女の1人や2人いても、おかしくねーのに。」

「いるわけないだろ。それに彼女は1人で十分。」

俺の親友、柊 五木(ひいらぎ いつき)は恋バナ好きだ。今の俺には彼女がいる。

親友に隠し事はしたくないが、ツクヨちゃんに頼まれてるんだ…。

告白された日。

『それと、1つお願いがあります。付き合っていることは誰にも言わないで下さい。』

『え?なんで?』

『あの、和樹センパイ。私がなぜあなたに告白したのかわかりますか?』

何を言っているんだ、この子は…。そう思っていると、驚きの言葉が彼女の口から出た。

『私、水無月 菜月(みなづき なづき)という名前で漫画家やってるんです。和樹センパイに告白したのは、ネタ集めのためですよ。告白されるときは私も呼んでください。あそこから見てます。』

ツクヨちゃんが指さしたのは、近くの茂みだった。

俺たちがなったのは、正確にはカレカノではなく、《ニセ》カレカノだった。


<2016/11/17 18:17 愛李亜>消しゴム
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