私は目を覚ました。いや、目なんて覚めるわけがないはずなのに。とりあえず周りを見渡すと家具や道具が見られた。あのとき刺されて生きていたのだとしたら病院にいるはずだがさすがにこのボロ…いや、この言葉は失礼だからやめておこう。
体を起こし自分の傷ついたはずの所を見る。しかし縫いあとどころか何も痕跡が残っていなかった。とても現代の科学技術では難しいだろう。
しばらくすると管理人、移住者、らしい身なりをした男の人が入って来た。だが変だ。耳の形や髪色なら分かる、しかしその人の服装…歴史の教科書で見た古代の村人かと思わず突っ込みたくなる服装をしている。
その人はまず自分の名前を名乗り、私の所在について聞いた。名はダルクと言っていた。
「東京都ですけど」
と返すとダルクは地図を取りだし探し出した。しかしこの地図、日本はおろか世界地図ですらない
「失礼ですがトウキョウトとは?」
そこで思考が停止した。そして私は「わかりません」と言った。
ダルクは不思議そうに頭をかしげ部屋を出ていった。
私は部屋を出た。そして驚き焦った。緑に囲まれているといえば聞こえはいいのだが、本当に古代に来たのではないかと思わせる情景だ。そして何より驚いたのが、
「水が浮いている?」「口から炎?」
ある人は水を操り洗濯しある人は薪に火を付け、ある人は風で洗濯物を乾かしている。そして理解する。
ここは日本でも外国でもない…異世界であると。
さて、私はどうすればいいのだろう?ここに来た理由もここに来た目的もない。もとの世界に戻る方法ももとの世界に戻れるかもわからない。私は不安で胸が一杯だった。
「失礼するぞ」
少し低くそして他者に重圧を与えるような声が聞こえた。背は高く、顔は少し恐い。私は恐る恐る名前を聞いた。彼の名前はルドアというそうだ。そして彼も私に聞いた。
「君はなぜ来た。」
何故と言われても行きたくて来た訳じゃない。だから私は「いつの間にかここに来ていた」といった。私としては正直な答えだが、もちろん相手は驚いている。向こうからすれば異常者だ。だからただ変な奴だと思われているのだと思った。しかしそれは空論であった。
「お前はトウキョウトに住んでいたのだな」
「知っているのですか?」
私は驚き食い入るように聞いた。
「二ヶ月前、同じことを言った少年が来た。だから覚えている。そいつも君と同じようなことを言っていた」
「その人って…」
「名前はケンだったかな」
驚きそして安心した。その時私は目が潤んでいて口もうまく開かなかった。
「同郷者か、まぁ彼の知り合いなら信用できる。君を少しの間泊まらせてやる。その間にある程度今後のことを決めておけ。」
「ありがとう…ございます。」
せいいっぱい感謝を言葉に表した。
ルドアは退室し部屋には私一人になった。そして私はルドアに言われたことについて考えていた。何を目的とするか…何も思い付かないがとりあえず1つ、健に会いたい。そして思いっきり顔をはたいてやる。今はそれだけでいいと思った。
しばらくして辺りも暗くなっていった。そして急にけたたましい鐘の音がなり響いてきた。驚き急いで外に出ると辺り一面が炎に包まれていた。家事とも思ったがそれがいくつもあると不安に感じてくる。するとルドアがやって来た。
「少女よ。フレイムドラゴンが来た。今すぐここを離れよ。」
先程までの落ち着いた表情から一変、何かを恐れている。いやフレイムドラゴンのことだろうがとりあえずそいつが暴れていることはわかった。
「そいつはどこにいるの?」
「柵の辺りだ」
ルドアは少しためらいつつも私に教えてくれた。
「任せて。私がどうにかしてみせる。」
「頼む…」
彼は深々と頭を下げた。そして私は部屋に戻り携帯を手に取った。どうか来てくれますようにと天に祈りながら。
「幾多なる矢を放ち、神の加護として君臨せしイザナギよ我に力をあたえたまえ!イザナギユニゾン」
携帯の画面がひかり、辺りを覆う。そして光は消え、
鎧を纏い、右手には矢をもち、現世に君臨した。
「あぁ美しい」
ルドアは感嘆の声をあげた。どうやら私のことがこの世界では見えるらしい。私は早速柵に向かった。
「稟様お久しぶりでございます。」
イザナギは丁寧にそして嬉しそうに言った
「早速で悪いけど宜しくね♪」
「もちろんです」
柵の近くに行くと何人かの鎧と武器を持った兵とフレイムドラゴンが戦っていて、それは誰から見ても敵側の圧倒だった。
私は兵の前に立ち。下がるように声を掛ける。兵は少し躊躇したがルドアの「下がれ!」という声に反応してすばやく移動した。これで周りを気にせずに戦える。
すると敵は火の玉をこちら側に撃ってきた。生憎火は苦手だ矢が燃えてしまう。そのため後ろを取ろうとしたり死角を探しているのだが隙のない動きをしている。
流石は竜である。生命力と意志を感じる。これは本気を出さざる負えない。そのため私は切り札を使った。
「天を照らす大いなる神よ。その天変の源を我に捧げよ!アマテラスユニゾン」
私には二人の加護がいる。一人は矢を放ち、狙った獲物を逃がさない名手のイザナギ。もう一人は生命を司り自然を操りしアマテラス。その二つの力を全て引き出す、それがダブルユニゾン。そして
「我が魂に眠りし大いなる力よ、目覚め、そして覚醒せよ。リミットォー ブレイク!」
限界を越える大いなる力、その代償として私達主が力を得るために与えている憑力を大幅に消費する。私は訓練してきたのでだいぶ動けるがそれでもMAXで30分途中から使うともっと減る。憑力のないと体は動かなくなるので正に諸刃の剣である。さぁ反撃をしよう。
敵は力の増幅を察知したのか先程よりも目が研ぎ澄まされている。だがモタモタしていられないので早速やらせてもらう。
「海の神秘よ、そして巻き起これ嵐よ、我が力となれ!ウォータースパイラル!」
風に包まれた水が敵を襲う。しかし持ち前の翼で羽ばたき回避する。
「多重拘束矢!」
続いて飛んでいる敵に対して細く鋭い矢が胴を射つ。
竜はもがき勝てないと悟ったのか森林の奥深くに消えていった。
「ユニゾン解除。ありがとうイザナギ、アマテラス」
光が体を覆いもとの姿に戻る。するとルドアがやって来て「ありがとう。村を守ってくれて。国の長として礼を言う。」
「いえ、これが私の使命ですから。」
するとルドアは感謝を形にして送りたいと祭りを急に開いた。その日は騒ぎまくった記憶がある。半分は寝て忘れてしまったが。
体を起こし自分の傷ついたはずの所を見る。しかし縫いあとどころか何も痕跡が残っていなかった。とても現代の科学技術では難しいだろう。
しばらくすると管理人、移住者、らしい身なりをした男の人が入って来た。だが変だ。耳の形や髪色なら分かる、しかしその人の服装…歴史の教科書で見た古代の村人かと思わず突っ込みたくなる服装をしている。
その人はまず自分の名前を名乗り、私の所在について聞いた。名はダルクと言っていた。
「東京都ですけど」
と返すとダルクは地図を取りだし探し出した。しかしこの地図、日本はおろか世界地図ですらない
「失礼ですがトウキョウトとは?」
そこで思考が停止した。そして私は「わかりません」と言った。
ダルクは不思議そうに頭をかしげ部屋を出ていった。
私は部屋を出た。そして驚き焦った。緑に囲まれているといえば聞こえはいいのだが、本当に古代に来たのではないかと思わせる情景だ。そして何より驚いたのが、
「水が浮いている?」「口から炎?」
ある人は水を操り洗濯しある人は薪に火を付け、ある人は風で洗濯物を乾かしている。そして理解する。
ここは日本でも外国でもない…異世界であると。
さて、私はどうすればいいのだろう?ここに来た理由もここに来た目的もない。もとの世界に戻る方法ももとの世界に戻れるかもわからない。私は不安で胸が一杯だった。
「失礼するぞ」
少し低くそして他者に重圧を与えるような声が聞こえた。背は高く、顔は少し恐い。私は恐る恐る名前を聞いた。彼の名前はルドアというそうだ。そして彼も私に聞いた。
「君はなぜ来た。」
何故と言われても行きたくて来た訳じゃない。だから私は「いつの間にかここに来ていた」といった。私としては正直な答えだが、もちろん相手は驚いている。向こうからすれば異常者だ。だからただ変な奴だと思われているのだと思った。しかしそれは空論であった。
「お前はトウキョウトに住んでいたのだな」
「知っているのですか?」
私は驚き食い入るように聞いた。
「二ヶ月前、同じことを言った少年が来た。だから覚えている。そいつも君と同じようなことを言っていた」
「その人って…」
「名前はケンだったかな」
驚きそして安心した。その時私は目が潤んでいて口もうまく開かなかった。
「同郷者か、まぁ彼の知り合いなら信用できる。君を少しの間泊まらせてやる。その間にある程度今後のことを決めておけ。」
「ありがとう…ございます。」
せいいっぱい感謝を言葉に表した。
ルドアは退室し部屋には私一人になった。そして私はルドアに言われたことについて考えていた。何を目的とするか…何も思い付かないがとりあえず1つ、健に会いたい。そして思いっきり顔をはたいてやる。今はそれだけでいいと思った。
しばらくして辺りも暗くなっていった。そして急にけたたましい鐘の音がなり響いてきた。驚き急いで外に出ると辺り一面が炎に包まれていた。家事とも思ったがそれがいくつもあると不安に感じてくる。するとルドアがやって来た。
「少女よ。フレイムドラゴンが来た。今すぐここを離れよ。」
先程までの落ち着いた表情から一変、何かを恐れている。いやフレイムドラゴンのことだろうがとりあえずそいつが暴れていることはわかった。
「そいつはどこにいるの?」
「柵の辺りだ」
ルドアは少しためらいつつも私に教えてくれた。
「任せて。私がどうにかしてみせる。」
「頼む…」
彼は深々と頭を下げた。そして私は部屋に戻り携帯を手に取った。どうか来てくれますようにと天に祈りながら。
「幾多なる矢を放ち、神の加護として君臨せしイザナギよ我に力をあたえたまえ!イザナギユニゾン」
携帯の画面がひかり、辺りを覆う。そして光は消え、
鎧を纏い、右手には矢をもち、現世に君臨した。
「あぁ美しい」
ルドアは感嘆の声をあげた。どうやら私のことがこの世界では見えるらしい。私は早速柵に向かった。
「稟様お久しぶりでございます。」
イザナギは丁寧にそして嬉しそうに言った
「早速で悪いけど宜しくね♪」
「もちろんです」
柵の近くに行くと何人かの鎧と武器を持った兵とフレイムドラゴンが戦っていて、それは誰から見ても敵側の圧倒だった。
私は兵の前に立ち。下がるように声を掛ける。兵は少し躊躇したがルドアの「下がれ!」という声に反応してすばやく移動した。これで周りを気にせずに戦える。
すると敵は火の玉をこちら側に撃ってきた。生憎火は苦手だ矢が燃えてしまう。そのため後ろを取ろうとしたり死角を探しているのだが隙のない動きをしている。
流石は竜である。生命力と意志を感じる。これは本気を出さざる負えない。そのため私は切り札を使った。
「天を照らす大いなる神よ。その天変の源を我に捧げよ!アマテラスユニゾン」
私には二人の加護がいる。一人は矢を放ち、狙った獲物を逃がさない名手のイザナギ。もう一人は生命を司り自然を操りしアマテラス。その二つの力を全て引き出す、それがダブルユニゾン。そして
「我が魂に眠りし大いなる力よ、目覚め、そして覚醒せよ。リミットォー ブレイク!」
限界を越える大いなる力、その代償として私達主が力を得るために与えている憑力を大幅に消費する。私は訓練してきたのでだいぶ動けるがそれでもMAXで30分途中から使うともっと減る。憑力のないと体は動かなくなるので正に諸刃の剣である。さぁ反撃をしよう。
敵は力の増幅を察知したのか先程よりも目が研ぎ澄まされている。だがモタモタしていられないので早速やらせてもらう。
「海の神秘よ、そして巻き起これ嵐よ、我が力となれ!ウォータースパイラル!」
風に包まれた水が敵を襲う。しかし持ち前の翼で羽ばたき回避する。
「多重拘束矢!」
続いて飛んでいる敵に対して細く鋭い矢が胴を射つ。
竜はもがき勝てないと悟ったのか森林の奥深くに消えていった。
「ユニゾン解除。ありがとうイザナギ、アマテラス」
光が体を覆いもとの姿に戻る。するとルドアがやって来て「ありがとう。村を守ってくれて。国の長として礼を言う。」
「いえ、これが私の使命ですから。」
するとルドアは感謝を形にして送りたいと祭りを急に開いた。その日は騒ぎまくった記憶がある。半分は寝て忘れてしまったが。
