夜は明け、太陽の光が眠気をなくす。体を起こすと、うんやはり何も変わっていない夢でした~なんてドッキリもない。
ため息をしテーブルの上の食事を頂く。あまり失礼なことを言うのもなんだが、普通に美味しくて普通の見た目で本当によかった。実はカエルの丸焼きみたいな食えるけど食えないシリーズが来ないかひやひやしていた。
準備をし外へ出てルドアを探す。すると意外に早く見つかった。
「おお少女よ。よくねむれたか?」
「はい。おかげさまで」
「そうか。で、朝早くからどうした?」
「実は…都市部の方に向かいたいのですが。」
私が都市部を目指す理由は2つある。1つは、健を探すため。もう1つは帰る方法を探すためである。
そういったことをするには情報が溢れているであろう都市部が有利である。泊めて頂いた次の日の朝早くから出ていくのは申し訳ないのだが、早く言わないとたどり着けるか不安である。戦闘の時間制限がある以上、寝泊まりは大変危険な行為である。そのため今に至る。
「そうか。なら地図と最低限必要なものを準備しておこう。」
ルドアはとても優しい人であった。自分のような不確定要素を受け入れてくれる器の大きさに長としての威厳を感じた。
少ししてルドアは戻ってきた。手には地図と食料を入れた袋があった。
「何から何まで本当にありがとうございます。」
「なぁに。村を救ってくれたお礼だ。宿泊料入れてもお釣りが来る。」
「では、いってきます。」
私はルドアに別れを告げ目的地に向かった。のだが
「遠いー足疲れたーだるーい」
運動神経皆無の私に険しい山道は厳しかった。
イザナミ:「・・・・・・・」
そんな目で見ないで。
「楽に行く方法ないの?」
「申し訳ないですが楽に行く方法はないです……」
「そんなあー」
「ぐだぐだいってないでさっさと歩け!そんなんじゃ日が暮れるぞ」
「あ、アマテラス久しぶり」
「何が久しぶりだ。都合のいいときだけ使う若造め」
最初にイザナギを読んだから拗ねているのか。なんかかわいい。
「ところで稟、道あってるよな。」
「………………」
「イザナミ、こいつ前よりアホになったな。」
「・・・・・・・・」
イザナギ、そんな顔しないで。主だから忠誠しているけどやっぱり頭のできが悪いんじゃとかいうことを考えてそうな顔ヤメテ
「本当にこいつは…そう言えばさっきから地図見て歩いてるか?」
「・・・・」
「コイツ」
「アマテラスが話しかけて来るからー」
「一生言ってろ」
「むぅー」
何だかんだいってこういった時間はとても楽しい。
【歩き続けて8時間後 エルミナ】
「ひろーーーい」
世界が違った。自分のすんでいた東京もなかなかすごいと思っていたがそれと同じくらいのスケールである。人々は賑わい、活気ある町、第一印象はそのような感じであった。するとアマテラスが
「お前他の言葉言えなさそうだな、語彙力をどこに落としていたんだ?」
と言ってきた。仕方ない、まさかこんなにも大きいとは思わなかったんだから。
「ひどーい、もう通信遮断するよ。」
「あー分かったよ。悪かった。」
実力行使で黙らせた。
「アマテラスちゃんはよい子」
(イラッ)
さっ気をとり直してさっさと受付済まそう。早くしないと閉じてしまうかもしれないしね。それに泊まる場所…当日宿泊行けるかな?
