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異世界の女勇者
- 騎士は現実へと舞い降りる -


 騎士は言う。僕の力が必要だと。しかしその頼みには答えられなかった。
 
騎士:「危ない!」

 騎士は僕の手を掴み引っ張った。周りを見ると狼のような者がいる。それも一匹ではなく何匹も…

 騎士は自分から攻めることができず防戦一方だった。僕がいるせいで、守っているせいで。

 騎士は一度戦うのをやめて自分を連れてその場から離れようとした。なんとか逃げれたが狼たちをそのままにしておくわけにはいけない。騎士は自分との契約を求める。より強い力を得るため。モタモタしていると狼がこちらに気がついてしまった。

 その時の僕は、狼を倒すためでなく、自分を守るために契約を行った。ユニゾンを知らなかった自分としては当然の判断だったのだろう。

騎士:「俺の名はスターナイト!俺の名を呼びユニゾンせよ」

健:「すっスターナイト ユニゾン!」

 そう叫ぶと騎士の姿が消え、自身の体に鎧が纏われる。
 狼は吠える。そして自分に襲いかかってくる。腰から剣を抜き狼の方へ向けるが相手は止まらない。そんな狼にたいして僕は剣を思いっきり降り捧げた。狼は倒れ赤色の液体を逃がしている。気持ち悪くなりはきだしそうになる。そして自分が消してしまった命に後悔する。

健:「ユニゾン…解除」

スターナイトを見るととても悲しそうな眼をしている。僕には彼の期待に答えられない。そう理解した。

スターナイト(騎士):「健…」

健:「ごめんスターナイト、僕には無理だったみたい。でも強くなるから、だから!」

スターナイト:「契約解除。」

健:「え?」

スターナイト:「すまない」

そういってスターナイトは消えていった。

そして……自分の…無力さを知った。

 

<2017/07/17 15:55 榊>消しゴム
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