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文豪ストレイドックス  黒い狐の物語
- 赤い花は、、、  太宰Sidi -

「、、、ショックな話だったね。すまない。」
「、、、いえ。」

無理をしているようだ。
15歳とはいえ、彼女は、、、

「何故でしょう?そんな記憶を忘れてしまうのは、、、何故?私は、、、何を、、、?何で、、、?」


闇の嘘に包まれた、幼い少女なのに。

どうすれば彼女を救える?
織田作と約束したじゃないか。
人を救える人間になると。


彼女は、私と同じだ。
あの頃、私が、一番欲したもの。
それは、、、

生きる意味。そして、、、たった一つの優しい嘘。

「君は、、、何も悪くない。悪いのは、、、私だ。」
彼女を抱きしめる。
こんなに細かったのか。
何も知らなかった。

「太宰様は、、、悪くないでしょう?ちゃんと真実も語ってくださりましたよ?、、、そんな、、、嘘は、、、不要です。」

「嘘じゃないさ。善いものを見せてあげよう。」

掌を夜空ちゃんに見せて、パンッと手を叩く。
彼女はきょとんとしていた。
手を開けると其処には赤い花があった。

「わぁっ!!!」

彼女は目を輝かせて
涙目でふふっと微笑んだ。

<2016/10/29 10:23 霜月鈴妖>消しゴム
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