(雪香視点です)
世界が紅く染まり帝王は姿を現した。紅きマントを閃かせ。
皆が走り出す、次の瞬間私の前には、パンナコッタ・フーゴとパープルヘイズが居て。相手の驚く顔とハルノ君が何かを叫ぶ声、相手を凍らせる様に剥かれた爪。此方に来るカプセルと拳。
全て今起こった出来事。
けど私達も馬鹿じゃない。わざと相手に雪を当てる。下にも雪を用意して。こちとら10年間カル姉相手に修行してるのだ。これしきの事で自滅しない。自分の幽波紋も成長していた。自分の肩に乗っていた小さな白狐ではない。立派な9つの尾と氷の紋持つ狐になっている。
風に乗って伝わってきた声。
「あいつは時間を止められる」
そんな馬鹿ななんて思わない。もう散々そう思ったから。時間が止まる?なら時間が止まっても無敵の防御をすれば良い。あのギアッチョ、氷使いのおかげ。『ジェントリーウィープス』氷の壁。私も技を思いついた。あの書に書いてあった技を変えて。やつに近付く。タイミングの問題。やつは今空中で、プロシュートとブチャラティ、ジョリーンの3人を相手どっている。
「そろそろとどめだっ!」
叫びが聞こえる。3人の前に出て、
「行くよネーヴェ!氷狐冰花!」
氷の花が開いていくと同時に、
「ザ・ワールド!止まれ!時よ!」
私は吹き飛ばされていた。あの3人は無事だけど、氷の花は砕け散り、ダメージとなり私に返ってくる。破片は花弁の如く舞い散り帝王に刺さる。その傷も直ぐ治り私の側に来ていた。
「惜しかったな、もう少しで私はあいつら止めをさせたのに。なぁ?異端の氷巫女さん?」
ハッと驚く。異端の氷巫女。私に付いた二つ名。焔の巫女の神社と言われ続けた我が家。母にも、祖母にも。皆焔色の狛犬が着いているのが見えていた。なのに、なのに、私だけ。氷の寒い色をした子狐が憑いていて。自然の大地の翠の目の狐が憑いていて。幼き精神でも違いは分かって。必死に過去の伝承を、歴史を漁って。見つけた話。
~この地は呪われた、否、神の土地である。大地は汚されていた。外から来る悪しき神、人間を超越した者により。そこに氷の狐と風纏う妖精現れし。風花浄土と氷狐結界により地は救われた。(ふうかじょうどとひょうこけっかい)その操り手は言った。
「私達は銀の光に教えられ金の光で会うだろう。未来、500年後に」
その後、大地は浄化され、邪悪な者も入ってこなくなった。これは永遠ではない。きっと~
幼くも賢かった雪香は気づいた。この氷狐を操る人は私の御先祖様だ!じゃあ私は、私が、この地に結界を造る者だ、と。
「さらばだ。異端の氷巫女」
世界の拳が目前に迫りその拳が影となって。
時が止まった
ナイフが少し離れた位置にカラリと落ちた。止まった時から解放され私に突き刺さる筈のナイフが。
「ねぇ、止まった世界でも風は吹き続けるんだよ?愚かな帝王サマ?」
世界が紅く染まり帝王は姿を現した。紅きマントを閃かせ。
皆が走り出す、次の瞬間私の前には、パンナコッタ・フーゴとパープルヘイズが居て。相手の驚く顔とハルノ君が何かを叫ぶ声、相手を凍らせる様に剥かれた爪。此方に来るカプセルと拳。
全て今起こった出来事。
けど私達も馬鹿じゃない。わざと相手に雪を当てる。下にも雪を用意して。こちとら10年間カル姉相手に修行してるのだ。これしきの事で自滅しない。自分の幽波紋も成長していた。自分の肩に乗っていた小さな白狐ではない。立派な9つの尾と氷の紋持つ狐になっている。
風に乗って伝わってきた声。
「あいつは時間を止められる」
そんな馬鹿ななんて思わない。もう散々そう思ったから。時間が止まる?なら時間が止まっても無敵の防御をすれば良い。あのギアッチョ、氷使いのおかげ。『ジェントリーウィープス』氷の壁。私も技を思いついた。あの書に書いてあった技を変えて。やつに近付く。タイミングの問題。やつは今空中で、プロシュートとブチャラティ、ジョリーンの3人を相手どっている。
「そろそろとどめだっ!」
叫びが聞こえる。3人の前に出て、
「行くよネーヴェ!氷狐冰花!」
氷の花が開いていくと同時に、
「ザ・ワールド!止まれ!時よ!」
私は吹き飛ばされていた。あの3人は無事だけど、氷の花は砕け散り、ダメージとなり私に返ってくる。破片は花弁の如く舞い散り帝王に刺さる。その傷も直ぐ治り私の側に来ていた。
「惜しかったな、もう少しで私はあいつら止めをさせたのに。なぁ?異端の氷巫女さん?」
ハッと驚く。異端の氷巫女。私に付いた二つ名。焔の巫女の神社と言われ続けた我が家。母にも、祖母にも。皆焔色の狛犬が着いているのが見えていた。なのに、なのに、私だけ。氷の寒い色をした子狐が憑いていて。自然の大地の翠の目の狐が憑いていて。幼き精神でも違いは分かって。必死に過去の伝承を、歴史を漁って。見つけた話。
~この地は呪われた、否、神の土地である。大地は汚されていた。外から来る悪しき神、人間を超越した者により。そこに氷の狐と風纏う妖精現れし。風花浄土と氷狐結界により地は救われた。(ふうかじょうどとひょうこけっかい)その操り手は言った。
「私達は銀の光に教えられ金の光で会うだろう。未来、500年後に」
その後、大地は浄化され、邪悪な者も入ってこなくなった。これは永遠ではない。きっと~
幼くも賢かった雪香は気づいた。この氷狐を操る人は私の御先祖様だ!じゃあ私は、私が、この地に結界を造る者だ、と。
「さらばだ。異端の氷巫女」
世界の拳が目前に迫りその拳が影となって。
時が止まった
ナイフが少し離れた位置にカラリと落ちた。止まった時から解放され私に突き刺さる筈のナイフが。
「ねぇ、止まった世界でも風は吹き続けるんだよ?愚かな帝王サマ?」
