水の都ヴェネツィア。最初に立ち寄ったのはここだった。ここには凡人なら入ろうとしただけで精神がアリーヴェデルチしそうな場所、トリッシュお勧めのアクセサリーショップがある。イタリア一素晴らしいと言われるが。イタリア一値を張るとも言われる。
驚きと(色んな意味で)心配の入り混じった表情の優里花を引っ張って店内に入る。
どうゆうことをするのが良いか?とミスタとトリッシュ。そしてプロシュートに聞いたとき。
「えっお前・・何も案がねぇのかよ!それだけの顔でよぉ!」「女の子から嫌われないの?」「ハンッ!」
最悪の心を抉る言葉が返ってきた。毎回ナンパに失敗するミスタ、オシャレ好きのトリッシュ、女の子が寄ってくるプロシュートからしたら恐ろしい事だったのだろう。
「優里花の好みとか女子の好む場所とか教えるわっ!」「良いスポット教えてやるよ」
と有難い2人の言葉とミスタの悲鳴を聞き。
二人で店内を見て回り、あるものを僕は頼んだ。模様などを伝えるとき、優里花は外の景色を見てくるからと店の外にでた。
外の空気がすごく気持ちよく感じる。少しあの店内は怖過ぎる。イタリア一のお店だからか。汽笛を鳴らし離れていくボート。近くの樹の葉っぱが一枚。落ちて水面に浮かぶ。水面に映る私にかかる影。振り向き立てばそこには柄の悪そうなギャングが居た。あたしの頭に銃口を当て。
あたしでも分かるイタリア語で脅しをかけてきた。フィオレンツァを出す?一般人(まぁギャングだけど)相手に?迷ってるうちに相手の人数は増えていく。まったくツイてない。
「こっちはデート中なのよ?消えて貰えないかしら?迷惑なの」
スッと鋭い目付きになるギャング達。飛びかかって来た一人の腕を蹴りあげた時。
「その子に手を出さないで貰えます?その子は僕の彼女だ」
「何だとぉ?このっ・・・!?」
ギャング達は青ざめる。少年の後ろには仲間が倒れていたから。その少年がパッショーネの若きボス。
ジョルノジョバァーナだったから。
足をもつれさせて逃げ出した奴等を見て彼は。
「これ。プレゼントその一です。さぁ、イタリア巡りいや、デートを続けましょうか?」
手に紙袋を置かれ微笑まれる。若干腹立つ。
【フィレンツェ行き超特急】
さっき貰った紙袋を開けてみる。
「ペアのブローチ、金具を着ければバレッタにもなる商品です。世界にこれだけですよ」
モルガナイトを下地?に使い、丸く彫られたキャストライトの上。十字架を隠さないように。アクアマリンで作られた薔薇、ルビーで作られた桜がつけてある。両端にはペリドットの鳥とガーネットの天道虫が飾られている豪華な、けど控えめな美しいブローチだった。
「キャストライト。聖なる契約なんてとんだ皮肉ね?血で魂を繋いでるのに」
あたしの言葉にもフッと笑っただけだった。
ちょっと遅めの昼食。入ったお店の店主は、注文を聞かなかった。なのにあたしもハルノも好みの品が出てきた。きっとあの店主はエスパー的な能力のスタンド使いだ。ダメだ。頭が誰かに影響されてる。
ドルチェのティラミスを食べながら、チョコレートプリンを幸せそうに食べる(ように見えた)ハルノを見つめる。あたしはプリンに勝ってるのかな?
~これより幸せな顔をさせることができるのかな~
どうしました?と聞いてきた彼に。
「今凄く楽しいなって思って」
こうしか言えなかった。
なんだかんだでシチリアに着いた。時計を見るともう日没も近い時間だ。ハッとしてハルノはあたしの手を引いて走り出す。着いた先は海と砂浜に囲まれた崖の上の樹。オレンジの樹だった。ハルノは手から蔦を生やすとあたしを抱えて上に登った。木の葉をかき分けて見つけたのは。
今までで一番美しい日没だった
碧く澄みきった水面を太陽のオレンジの光が染め上げて。
「綺麗」
「君にこれを見せたかった。君の一番の笑顔が見たかった」
此方を見て笑った顔は。確実にさっきの笑顔を超していた。交わしたキスも。
甘いドルチェの味がした。
「さて質問です。随分前ですが。僕とのファーストキスは何味でしたか?」
「何味って!ハルノは何味だったのよ!」
「質問を質問で返さないでくださいよ」
彼の悪魔じみた笑顔に。
「そうね・・・?深くて甘いけれども恐ろしい血の味がしたわ」
そう返したら。
「僕はそうですね・・・初恋の味がしました」
なんて返されちゃって。
「イタリアの男は皆そうなの?誰かは言ってたわよ?ファーストキスは10円玉の味って」
今他愛ない話を大好きな人とすること。それがあたしの一番の『幸せ』。
シチリア料理の夕食も。パスタもトマトとモッツァレラチーズのサラダも。魚のムニエルも。ドルチェのオレンジパンナコッタも。今までで一番美味しかった。
こうやって朝から、太陽の出ている間から愛しい人と話せること。それが僕の一番の『幸せ』
彼との、彼女との出逢い。それは絡み合った運命。初恋。それは人生というドルチェに新しい飾りを、飴の薔薇を、桜を、味を加えた。
学校で。キラリと輝くバレッタを頭に着けて。隣の人が居なくても。笑顔を、華の如く可憐な笑顔を。
パッショーネで。 キラリと輝くブローチを着けて。アモーレが隣に居なくても。笑顔を。星の如く煌めく笑顔を。
イタリアにはある不思議なカフェがある。イル・ラウロと呼ばれるカフェ。腰よりも長い銀髪の女性がマスターのカフェ。カプチーノやコーヒーではなく。リョクチャやホウジチャ、マッチャなるものを淹れてくれる。異国の菓子と共に。稀に奥から銀髪で、朱と黒の異質な瞳をもった男が出てくる。上からはアッサシーノ達の声が聞こえる。裏庭ではたまに黒髪の少女と氷狐、金髪の少年が遊んでいる。
そして、お揃いのブローチを着けた、金髪の天使のような少年と桃髪の妖精のような少女が虹の花を至極稀に置いていく。
とても素敵で不思議なカフェがあるのです。
【解説】
ブローチ兼バレッタはゆりかとハルノが学校でもいつでも着けていられるために。モルガナイトの石言葉は愛情、愛の本質へ導く。キャストライトは十字架模様の入った宝石。ルビーはハルノの誕生日石。情熱、勇気の石言葉。アクアマリンはゆりかの誕生日石。石言葉は幸福に満ちる、勇敢。モルガナイトとの組み合わせでは結婚への後押しをすると言う意味がある。
ペリドットの意味。気になった方は調べてみて下さい。
驚きと(色んな意味で)心配の入り混じった表情の優里花を引っ張って店内に入る。
どうゆうことをするのが良いか?とミスタとトリッシュ。そしてプロシュートに聞いたとき。
「えっお前・・何も案がねぇのかよ!それだけの顔でよぉ!」「女の子から嫌われないの?」「ハンッ!」
最悪の心を抉る言葉が返ってきた。毎回ナンパに失敗するミスタ、オシャレ好きのトリッシュ、女の子が寄ってくるプロシュートからしたら恐ろしい事だったのだろう。
「優里花の好みとか女子の好む場所とか教えるわっ!」「良いスポット教えてやるよ」
と有難い2人の言葉とミスタの悲鳴を聞き。
二人で店内を見て回り、あるものを僕は頼んだ。模様などを伝えるとき、優里花は外の景色を見てくるからと店の外にでた。
外の空気がすごく気持ちよく感じる。少しあの店内は怖過ぎる。イタリア一のお店だからか。汽笛を鳴らし離れていくボート。近くの樹の葉っぱが一枚。落ちて水面に浮かぶ。水面に映る私にかかる影。振り向き立てばそこには柄の悪そうなギャングが居た。あたしの頭に銃口を当て。
あたしでも分かるイタリア語で脅しをかけてきた。フィオレンツァを出す?一般人(まぁギャングだけど)相手に?迷ってるうちに相手の人数は増えていく。まったくツイてない。
「こっちはデート中なのよ?消えて貰えないかしら?迷惑なの」
スッと鋭い目付きになるギャング達。飛びかかって来た一人の腕を蹴りあげた時。
「その子に手を出さないで貰えます?その子は僕の彼女だ」
「何だとぉ?このっ・・・!?」
ギャング達は青ざめる。少年の後ろには仲間が倒れていたから。その少年がパッショーネの若きボス。
ジョルノジョバァーナだったから。
足をもつれさせて逃げ出した奴等を見て彼は。
「これ。プレゼントその一です。さぁ、イタリア巡りいや、デートを続けましょうか?」
手に紙袋を置かれ微笑まれる。若干腹立つ。
【フィレンツェ行き超特急】
さっき貰った紙袋を開けてみる。
「ペアのブローチ、金具を着ければバレッタにもなる商品です。世界にこれだけですよ」
モルガナイトを下地?に使い、丸く彫られたキャストライトの上。十字架を隠さないように。アクアマリンで作られた薔薇、ルビーで作られた桜がつけてある。両端にはペリドットの鳥とガーネットの天道虫が飾られている豪華な、けど控えめな美しいブローチだった。
「キャストライト。聖なる契約なんてとんだ皮肉ね?血で魂を繋いでるのに」
あたしの言葉にもフッと笑っただけだった。
ちょっと遅めの昼食。入ったお店の店主は、注文を聞かなかった。なのにあたしもハルノも好みの品が出てきた。きっとあの店主はエスパー的な能力のスタンド使いだ。ダメだ。頭が誰かに影響されてる。
ドルチェのティラミスを食べながら、チョコレートプリンを幸せそうに食べる(ように見えた)ハルノを見つめる。あたしはプリンに勝ってるのかな?
~これより幸せな顔をさせることができるのかな~
どうしました?と聞いてきた彼に。
「今凄く楽しいなって思って」
こうしか言えなかった。
なんだかんだでシチリアに着いた。時計を見るともう日没も近い時間だ。ハッとしてハルノはあたしの手を引いて走り出す。着いた先は海と砂浜に囲まれた崖の上の樹。オレンジの樹だった。ハルノは手から蔦を生やすとあたしを抱えて上に登った。木の葉をかき分けて見つけたのは。
今までで一番美しい日没だった
碧く澄みきった水面を太陽のオレンジの光が染め上げて。
「綺麗」
「君にこれを見せたかった。君の一番の笑顔が見たかった」
此方を見て笑った顔は。確実にさっきの笑顔を超していた。交わしたキスも。
甘いドルチェの味がした。
「さて質問です。随分前ですが。僕とのファーストキスは何味でしたか?」
「何味って!ハルノは何味だったのよ!」
「質問を質問で返さないでくださいよ」
彼の悪魔じみた笑顔に。
「そうね・・・?深くて甘いけれども恐ろしい血の味がしたわ」
そう返したら。
「僕はそうですね・・・初恋の味がしました」
なんて返されちゃって。
「イタリアの男は皆そうなの?誰かは言ってたわよ?ファーストキスは10円玉の味って」
今他愛ない話を大好きな人とすること。それがあたしの一番の『幸せ』。
シチリア料理の夕食も。パスタもトマトとモッツァレラチーズのサラダも。魚のムニエルも。ドルチェのオレンジパンナコッタも。今までで一番美味しかった。
こうやって朝から、太陽の出ている間から愛しい人と話せること。それが僕の一番の『幸せ』
彼との、彼女との出逢い。それは絡み合った運命。初恋。それは人生というドルチェに新しい飾りを、飴の薔薇を、桜を、味を加えた。
学校で。キラリと輝くバレッタを頭に着けて。隣の人が居なくても。笑顔を、華の如く可憐な笑顔を。
パッショーネで。 キラリと輝くブローチを着けて。アモーレが隣に居なくても。笑顔を。星の如く煌めく笑顔を。
イタリアにはある不思議なカフェがある。イル・ラウロと呼ばれるカフェ。腰よりも長い銀髪の女性がマスターのカフェ。カプチーノやコーヒーではなく。リョクチャやホウジチャ、マッチャなるものを淹れてくれる。異国の菓子と共に。稀に奥から銀髪で、朱と黒の異質な瞳をもった男が出てくる。上からはアッサシーノ達の声が聞こえる。裏庭ではたまに黒髪の少女と氷狐、金髪の少年が遊んでいる。
そして、お揃いのブローチを着けた、金髪の天使のような少年と桃髪の妖精のような少女が虹の花を至極稀に置いていく。
とても素敵で不思議なカフェがあるのです。
【解説】
ブローチ兼バレッタはゆりかとハルノが学校でもいつでも着けていられるために。モルガナイトの石言葉は愛情、愛の本質へ導く。キャストライトは十字架模様の入った宝石。ルビーはハルノの誕生日石。情熱、勇気の石言葉。アクアマリンはゆりかの誕生日石。石言葉は幸福に満ちる、勇敢。モルガナイトとの組み合わせでは結婚への後押しをすると言う意味がある。
ペリドットの意味。気になった方は調べてみて下さい。
