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奇跡〜キミと紡ぐ物語〜


「おい。」
俺はすぐ先の角に溜まっている汚ねぇ女どもに低い声で話しかけた。
「!…日向…くん」
女どもは一斉に俺の方を向いて、怯えた顔で俺の名前を呼んだ。

チッ、イライラする。お前らみたいな汚ねぇ女が俺の名前を呼ぶだけで反吐が出そうだ。

「今の話、きい、てた?」
1番最初に琴音のことをざまぁといった女が俺に訊いてきた。俺は何も言わずに女を睨んだ。女はそれを見ただけで泣きそうな顔をした。

「や、あのね、今のは違うの…信じ「何が違うんだ?」…ッ!」
俺は女の言葉に被せるように、さっきよりも低い声で訊ねた。

「ホントに汚ねぇ女だな。てめぇら全員。」

ガッ!

俺は女どもの後ろの壁に足を出した。
ふっ、この女どもの無様な顔見るとゾクゾクしてくる。
「いいか琴音は俺の女(になる予定)だ。次、手ぇ出したら、てめぇらまとめてぶち殺してやる。」
俺は殺気だたせて女を脅した。女どもは泣きながら逃げていきやがった。

本当に無様な生き物だな。琴音に手ぇ出すなんてな。

あの時、おかしいと思ったんだ。アイツの様子が。なんの根拠もなく、俺に“関わらないで”と告げてきた。

ずっと何でか分からなかった。
琴音はあの女どもに脅されていたのだ。そして、俺を巻き込まないために、自分から俺と距離を置いたのだ。

「…ッ!」

琴音待ってろ!すぐにお前の傍に行ってやる!



<2017/05/07 19:47 三恵>消しゴム
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