おためし小説投稿

登録一切不要で小説投稿!
文字サイズ変更 
奇跡〜キミと紡ぐ物語〜


「俺を無視していくの?」
痛っ!
その男は腕を握る力を強めた。振り払おうとしても相手は男だ。力では負けてしまう。
「その制服は四つ葉高でしょ?」
「あなたは一体誰なの?」
私は腕を掴まれたまま彼に尋ねた。
「さぁ?少なくともキミよりは大人だよ。」
彼はその恐ろしくキレイな顔を近づけて、ニコッと笑った。
「じゃなくて、名前は?」

普段私は人に興味はないが、しつこく聞く彼にムカついて聞いてみた。

「山口日向。君と同じ四つ葉高の2年だよ。」
「…ふーん。」
私は愛想なく返事した。
「そんな返事すんなって!かわいい顔が台無しだよ。君の名は?」
山口くん?はケラケラと笑ってきた。
「鈴木琴音。」
私は、彼の顔を見て小さく言った。
やっぱりキレイな顔立ち。彼の瞳をじっと見ていると、吸い込まれそう。

「琴音。いい名前だな。」
「どうも。それより腕離して。」
私がそう言うと、彼は優しく離してくれた。
即座に私はその場を立ち去ろうとした。

「どうして、そんなに寂しい顔をするのさ?」
彼は、私に尋ねてきた。
「アンタには関係ない。」
私がそう強く言うと。彼はもう何も言わなかった。

春の風に吹かれ、桜たちが空で舞った。



たくさんのご閲覧有難うございます。本内容の理解に難しいかもしれませんが、温かい応援いつも感謝してます。
<2016/10/01 16:28 三恵>消しゴム
Copyright(C) おためし小説投稿 Since2013 All Rights Reserved.