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イナズマイレブン~赤髪の死神~
- 第27話全てを -

「見つけた・・・」

僕は重い体を引きずりながら小暮を見つけた、小暮は道場の入り口で膝を抱えながら僕を見た。
僕は小暮の隣に座ると、小暮はバカにしてんだろ? と小さく僕に言った。

「バカにしてないよ」

「だって・・・、あんなのまぐれに決まってる。あんただってそう思ってんだろ?」

「ううん、あれは小暮自身に眠ってる力。僕はそう思うよ、君の事・・・信じられる。そう言えば、小暮にさ僕の過去を簡単に話してたよね? 僕もまあ親に置き去りにされたんだ」

僕の話に小暮は少し顔を上げて僕を見る、兄さんが居なくなったあの日以来・・・父さんも母さんも変わった。

「僕の兄さんが居なくなったあの日に僕は・・・虐待にあったんだ。僕が右目を隠してる理由は虐待って言うのが理由、助けてくれと言おうとしても言えない悔しさと心に負ってしまった傷と痛みは一生消えない様なものだった、ある人達と出会うまで・・・」

「ある人達って雷門かよ?」

「ううん、違う。俺と同じように捨てられたり虐待されて孤児になった子達、皆、本当に親に捨てられたり虐待されたりしてたのかな? って思う程笑顔が輝いてた。周りを信頼してるから周りを信じてるから笑えるって僕も気づいたんだ」

「なら、全然違う! いいか? 裏切られたって言うのは・・・“捨てられた”って事だぞ! 大好きな人に裏切られた俺の気持ちなんて、お前には分からねぇよ! あれから、俺は決めたんだ・・・簡単に周りの奴らを信じちゃいけないって・・・! ッ!」

「そっか・・・辛かったね。気づけなくて、ごめんね。あんたの気持ち分かったような口聞いてさ、でも、これだけは言わせてほしい。一度でいい、誰かを信じてその人に付いて行ってみなよ、きっと信じていいって思える日が来るから・・・」

僕は小暮を抱きしめながらそう言った、小暮はギュッと僕の服を掴みながら何も言って来なかった。
辛いのだ・・・誰だって捨てられたら、父さん・・・貴方の考えた追放は・・・それを意味するんですよ?それでも貴方はこんな事をまだ続けるのですか? 僕は父さんには聞こえない事を心の中で何度も何度も問い続ける様に言った。
そして、夜。

「今日も・・・月が綺麗だな・・・。兄さんも見てるかな?」

僕は漫遊寺中の周りを歩きながら月を見上げた、グラウンドに行ってみるとそこには円堂と・・・グラン!? 僕は急いで物陰に隠れグランと円堂を見る。
円堂はグランの事を一切宇宙人だとは疑わずサッカーをしようと言う始末、おいおい・・・キャプテンよ、あいつは宇宙人だって・・・。
僕は呆れていると、耳元から盗み聞き? と囁かれた。

「ッ!」

「やあ、ジャスパー」

「あんた・・・いつまで僕に付きまとうつもりだ? いい加減にしないといくらグランでも容赦しないよ」

「怖い怖い、それにしても精神の回復が早いね。」

「・・・るっさい!!!」

僕は息を乱しながらグランを睨みつける、グランは爽やかな笑顔を崩さず何処かへと去って行った。
気分悪くなった・・・僕は白いシャツをパタパタしながら戻ると、隣で寝ていたはずの鬼道が起きていた、あ、僕は女子と寝るのが苦手だから男子の方で寝ている。
男子の方は壁山のいびきが煩い・・・。

「ゴーグル野郎、起きてたのかよ」

「悪いか?・・・それより、少しお前と話がしたい」

「うげッ、文句なら明日にしてくれよ」

「文句じゃない、お前の過去の話だ。悪いが、立ち聞きしてしまった、春奈とな」

「分かったよ、で、同情のつもりなら僕はいらないよ」

「いや、その・・・お前の右目見せてくれないか?」

それを聞いて僕はズルッと座席から転げ落ちてしまった。
いたた・・・、腰が痛い。

「急に何?」

「少し知りたいんだ」

「まあ、気持ち悪いとか思わないなら・・・」

僕はそう言い、右の髪の毛を退ける。
右目にあるのは火傷と切り傷がある、綺麗じゃなく醜いと言えばいい右目だった。
何を言われるだろう・・・僕はビクビクしながら待っていると、何も言わないではないか。

「鬼道? 何でお前顔真っ赤なんだよ」

「! 別に何も・・・。お前も苦しかったんだな」

「も? あぁ、そうか。君と春奈って実兄妹だったね」

「あぁ、春奈には辛い思いをさせてしまったからな」

鬼道の顔から浮かぶのは後悔その物だった・・・。

続く

さあ、次の目的地へ出発だ!
そして、悪戯小僧の小暮も居れた雷門はその目的地の途中に響からあるメールを受け取る。
そこで知らされたメールの内容は!?
<2016/11/06 00:15 死神>消しゴム
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