「はあ~・・・」
風邪は何とかなったものの僕の頭の中にはあの時のバーンの泣いていた時の事を思い出す、その事を思い出せば僕のやっている事は間違っていないのかあの時エイリア学園に残っていればと言う自分の道に疑問を感じていた。
だけど、裏切ったのは僕自身が選んだ道だから疑おうとはしなかった、だけど・・・いざバーン達の気持ちを考えれば僕は1人よがりで選んじゃないかって思う。
「はあ~、姉さんならなんて言うだろう? 姉さんに言ったら自分で考えろって言われそうだな~」
そんな事を考えていると、大きな物音が聞こえた。
その方向を見ると1室だけドアが開いていた、そのドアから出て来たのは三つ編みをした可愛らしい女の子だった。
僕と女の子は目を数回瞬きした後、お互い大きな声を出しそうになったが此処では利点ではないと思ったのか大きな声を出すをやめた。
「お姉ちゃん・・・こっち・・・」
「え? あ、うん」
女の子に手を引かれて部屋に入ると、まあ殺風景・・・部屋には机とベッドと椅子しかなかった。
「お姉ちゃんも此処の人? 宇宙人なの?」
「え? ん~、半分正解だけど半分不正解。僕は雷門に入ってるんだけど訳あって此処に居るんだ。」
「雷門! 私のお兄ちゃんも入ってるんだよ!」
「お兄ちゃん? 君の名前は?」
「豪炎寺夕香」
豪炎寺夕香・・・あぁ、この子豪炎寺の妹か・・・。
でも、何で此処に居るんだろう? 本来ならば一般人つまり夕香ちゃんみたいな子は絶対に入られない様に出入り口全ては暗証番号付き。
知っているのは僕と姉さん、此処を出入りする研究員くらいだ。
どうして此処に居るのか聞くと、どうやら夕香ちゃんは黒いコートを着たおっさんつまりエージェントにお兄ちゃんに逢えるからおいでと言われて来たが、お兄ちゃんは来ずその代りグラン達と会っているのだと言う、豪炎寺に逢えないなんてな・・・豪炎寺は雷門に居ないって言ったら悲しむから言わないでおいた。
「そうなんだ・・・此処のお兄ちゃん達優しい?」
「うん! でも・・・悲しそう」
「え?」
「いつもお父様はとかお父さんはって言う話になったら凄い瞳が悲しそうなの」
「そっか・・・夕香ちゃんは優しいんだね」
僕はそう言って更に自分の進んだ道に疑問を持った、それと同時に夕香ちゃんを此処から出してあげたいと言う思いもあった。
夕香ちゃんには・・・僕みたいな目に遭って欲しくないから・・・。
~その頃マスターランク会議室(作者視点)~
「それで2人の意見を聞きたいんだけど・・・プロミネンスの孤高の姫君のジャスパーをこのまま連れ戻す為に雷門を叩き潰すかジャスパーの意思を邪魔せず雷門に置いておくかどっちが良いと思う?俺は連れ戻すだけどね・・・」
グランは白のスポットライトに当たりながらそう言った、その瞳の奥は何かを企んでいる様子だとガゼルとバーンは瞬時に感じ取った。
「愚問だな、私もジャスパーを連れ戻すそれだけだ」
「それで当のバーンは?」
グランに尋ねられ、ボケッとしていたバーンは我に返り何か返事困る様に目を逸らした。
ガゼルは彼の心境を知っての上か大きな溜息を吐き、哀れみも含めた目つきでバーンを見た。
「で、バーン意見は?」
「・・・俺も雷門を叩き潰す。それだけだ」
「そう・・・決まったね。この事はジャスパーには言わないでおこう、彼女が知ったら・・・一体どうなるか・・・」
グランはクスクスと笑うと白いスポットライトは消え、残ったのは水色と赤色のスポットライトだけが残った、そのスポットライトに当たっているのはガゼルとバーンだった。
ガゼルは消え去ったであるグランの場所を見て大きく溜息を吐き、バーンを見やる。
「はあ~、正直な事を言えばいいだろ。霊歌の気持ちを尊重したいって」
「そんな事・・・言える訳ねぇだろ。ヒート達も帰って来てほしいって思ってんだ、けど・・・今日の笑顔で分かったんだよ・・・。あいつは居場所を見つけたんだって」
「・・・「プロミネンスの時はいつも1人で居る時が多かった、けど・・・今は・・・」君が弱々しくなるなんてらしくないね」
ガゼルの放った一言にバーンは俯いていた顔を上げ、ガゼルを見る。
「私は決めた事は必ずやり遂げる、君もそうだろ? 雷門から彼女を取り返したいのならその気を持ってもらわないと困る。私もダイヤモンドダストの皆も霊歌には帰って来てほしいそれが一番の願いだからこそさっきの答えを出した」
「ガゼル・・・」
「君のチームメイトもそう思ってる筈だ、君は彼らのキャプテンならば少しはしっかりしろ。」
「そうだな・・・俺としたことが弱音なんて吐いちまったぜ」
ガゼルはバーンの笑顔を見て安堵の溜息を出して2人は会議室を後にした。
その頃の雷門は染岡の離脱が決まり、エイリア学園の拠点が見つかった為今すぐに大阪へ向かうと瞳子から言われていた。
「円堂・・・霊歌が帰って来たらこう言っておいてくれないか?」
「何だ?」
「『お前は俺のライバルだ』ってな」
「! あぁ!」
染岡の気持ちを受け取った円堂は大きく頷きキャラバンに乗る。
染岡は走り去るキャラバンを見て腕を掲げた。
その気持ちは自分が戻って来るまで頑張ってくれと言う気持ちを込められているのかもしれなかった。
続く
風邪は何とかなったものの僕の頭の中にはあの時のバーンの泣いていた時の事を思い出す、その事を思い出せば僕のやっている事は間違っていないのかあの時エイリア学園に残っていればと言う自分の道に疑問を感じていた。
だけど、裏切ったのは僕自身が選んだ道だから疑おうとはしなかった、だけど・・・いざバーン達の気持ちを考えれば僕は1人よがりで選んじゃないかって思う。
「はあ~、姉さんならなんて言うだろう? 姉さんに言ったら自分で考えろって言われそうだな~」
そんな事を考えていると、大きな物音が聞こえた。
その方向を見ると1室だけドアが開いていた、そのドアから出て来たのは三つ編みをした可愛らしい女の子だった。
僕と女の子は目を数回瞬きした後、お互い大きな声を出しそうになったが此処では利点ではないと思ったのか大きな声を出すをやめた。
「お姉ちゃん・・・こっち・・・」
「え? あ、うん」
女の子に手を引かれて部屋に入ると、まあ殺風景・・・部屋には机とベッドと椅子しかなかった。
「お姉ちゃんも此処の人? 宇宙人なの?」
「え? ん~、半分正解だけど半分不正解。僕は雷門に入ってるんだけど訳あって此処に居るんだ。」
「雷門! 私のお兄ちゃんも入ってるんだよ!」
「お兄ちゃん? 君の名前は?」
「豪炎寺夕香」
豪炎寺夕香・・・あぁ、この子豪炎寺の妹か・・・。
でも、何で此処に居るんだろう? 本来ならば一般人つまり夕香ちゃんみたいな子は絶対に入られない様に出入り口全ては暗証番号付き。
知っているのは僕と姉さん、此処を出入りする研究員くらいだ。
どうして此処に居るのか聞くと、どうやら夕香ちゃんは黒いコートを着たおっさんつまりエージェントにお兄ちゃんに逢えるからおいでと言われて来たが、お兄ちゃんは来ずその代りグラン達と会っているのだと言う、豪炎寺に逢えないなんてな・・・豪炎寺は雷門に居ないって言ったら悲しむから言わないでおいた。
「そうなんだ・・・此処のお兄ちゃん達優しい?」
「うん! でも・・・悲しそう」
「え?」
「いつもお父様はとかお父さんはって言う話になったら凄い瞳が悲しそうなの」
「そっか・・・夕香ちゃんは優しいんだね」
僕はそう言って更に自分の進んだ道に疑問を持った、それと同時に夕香ちゃんを此処から出してあげたいと言う思いもあった。
夕香ちゃんには・・・僕みたいな目に遭って欲しくないから・・・。
~その頃マスターランク会議室(作者視点)~
「それで2人の意見を聞きたいんだけど・・・プロミネンスの孤高の姫君のジャスパーをこのまま連れ戻す為に雷門を叩き潰すかジャスパーの意思を邪魔せず雷門に置いておくかどっちが良いと思う?俺は連れ戻すだけどね・・・」
グランは白のスポットライトに当たりながらそう言った、その瞳の奥は何かを企んでいる様子だとガゼルとバーンは瞬時に感じ取った。
「愚問だな、私もジャスパーを連れ戻すそれだけだ」
「それで当のバーンは?」
グランに尋ねられ、ボケッとしていたバーンは我に返り何か返事困る様に目を逸らした。
ガゼルは彼の心境を知っての上か大きな溜息を吐き、哀れみも含めた目つきでバーンを見た。
「で、バーン意見は?」
「・・・俺も雷門を叩き潰す。それだけだ」
「そう・・・決まったね。この事はジャスパーには言わないでおこう、彼女が知ったら・・・一体どうなるか・・・」
グランはクスクスと笑うと白いスポットライトは消え、残ったのは水色と赤色のスポットライトだけが残った、そのスポットライトに当たっているのはガゼルとバーンだった。
ガゼルは消え去ったであるグランの場所を見て大きく溜息を吐き、バーンを見やる。
「はあ~、正直な事を言えばいいだろ。霊歌の気持ちを尊重したいって」
「そんな事・・・言える訳ねぇだろ。ヒート達も帰って来てほしいって思ってんだ、けど・・・今日の笑顔で分かったんだよ・・・。あいつは居場所を見つけたんだって」
「・・・「プロミネンスの時はいつも1人で居る時が多かった、けど・・・今は・・・」君が弱々しくなるなんてらしくないね」
ガゼルの放った一言にバーンは俯いていた顔を上げ、ガゼルを見る。
「私は決めた事は必ずやり遂げる、君もそうだろ? 雷門から彼女を取り返したいのならその気を持ってもらわないと困る。私もダイヤモンドダストの皆も霊歌には帰って来てほしいそれが一番の願いだからこそさっきの答えを出した」
「ガゼル・・・」
「君のチームメイトもそう思ってる筈だ、君は彼らのキャプテンならば少しはしっかりしろ。」
「そうだな・・・俺としたことが弱音なんて吐いちまったぜ」
ガゼルはバーンの笑顔を見て安堵の溜息を出して2人は会議室を後にした。
その頃の雷門は染岡の離脱が決まり、エイリア学園の拠点が見つかった為今すぐに大阪へ向かうと瞳子から言われていた。
「円堂・・・霊歌が帰って来たらこう言っておいてくれないか?」
「何だ?」
「『お前は俺のライバルだ』ってな」
「! あぁ!」
染岡の気持ちを受け取った円堂は大きく頷きキャラバンに乗る。
染岡は走り去るキャラバンを見て腕を掲げた。
その気持ちは自分が戻って来るまで頑張ってくれと言う気持ちを込められているのかもしれなかった。
続く
