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イナズマイレブン~赤髪の死神~
- 第55話絶望に陥るだろう -

夜、僕は1人キャラバンの裏で星空を眺めていた。
治兄さんはガゼルによって追放された、これで僕は最後の試合になる相手が決まる。
雷門としての最後・・・その事は姉さんにも話しておいた、姉さんもそれでいいのか? と聞かれたが僕はこれで良いと答えておいた。
どうせいつかはグラン達にバラされるんだから・・・、それに本当の正体は早くバラした方が良い。

「少し話をしていいか?」

「ん? 豪炎寺じゃん。どうしたんだ?」

さっきまで円堂と話していた筈だけど・・・、豪炎寺に円堂の事を聞くともうキャラバンの中で寝たと言った。
確かに沖縄には明日出るんだよね。

「夕香の事は鬼瓦さんから聞いたよ、エイリア学園から逃がしてくれたのはお前だそうだな」

「ううん、ガゼルやグランやバーンが裏で手を回してくれたんだよ。あの3人のおかげ」

「そうか、仲が良いんだな」

「昔は・・・ね・・・、今は敵同士だから今日見たでしょ? 負けた者の末路・・・」

エイリア学園に戻れば僕もそれと隣り合わせで戦わないといけない、もし、負ければ追放だから・・・。
バーンも皆もそれだけは嫌で父さんの期待に応えれる様に勝つ事だけを見て来た。
微風が僕の頬を撫でる、豪炎寺は僕を見て左手の手首に目を向ける。

「そのミサンガはどうするんだ?」

「・・・もうちょっとだけ着けるよ」

「そうか・・・、鬼道もお前の正体に気づいているだろ?」

「あぁ、絶対ね。ゴーグル野郎はああいう所だけは良いんだよ」

「また怒られるぞ、明日も早いから寝に行こうか」

「そうだね」

僕はそう言って豪炎寺と一緒にキャラバンへと戻る。
治兄さん・・・リュウジ・・・もうちょっとだけ待っててね・・・。
僕はそう思いながら寝袋の中で眠った。

~エイリア学園(作者視点)~

「ガゼル、円堂を見たそうだね」

グランがそう言う、ガゼルは鼻で笑うとこう言った。

「面白い奴だった、どうしてあそこまで熱くなるのか分からないけどね「熱い奴は好きだぜ」・・・」

ガゼルは自分の言葉に反応したバーンを見る。

「だが、俺の灼熱の炎には勝てないだろうけどな「炎も氷の前では消えるだけだ」な! やるってんのか!!」

「フッ、相変わらずすぐ熱くなる」

「やめたまえ、2人共」

バーンとガゼルの言い合いが更に発展しそうな所で、穏やかな微笑んでいたグランは険しい顔で2人の喧嘩を止める。
バーンとガゼルはハッと我に返り、口を噤む。

「ガゼル、円堂と戦うつもりかい?」

「あぁ、イプシロン改を沈めた実力、ジャスパーが認めたチームの力をこの目で見てみようと思ってね」

ガゼルはニヤッと笑う、その様子を見たグランは目を細めた。

(冷静なガゼルが此処までなるなんて・・・霊歌の事と言い、円堂君・・・君は一体どこまで熱くさせるんだい?)

~そして翌日になり東京稲妻町~

「戻って来たぞ~~~~~!!」

うるせぇ・・・寝起きの初っ端からこんな大声聞くことになるとは・・・。
僕はさっきまで寝ていました、眠いんだよね。
そして一旦家に帰ろう! って事になったが僕はキャラバンで寝ようかな? 此処でガゼル達が試合に申込みして来たら話は別だけど・・・。

「!」

「どうした? 吹雪」

はは・・・本気で怖いよ、まさかこんな早くに申込みに来るなんてね、僕は落ちて来た場所を見るとそこには水色の面がある黒いボールがあった。
その黒いボールからガゼルの声が聞こえた。

『雷門イレブンの諸君、我々ダイヤモンドダストはフットボールフロンティアスタジアムで待っている。来なければ、黒いボールを無作為にこの東京に撃ち込む』

無作為・・・ね・・・。
皆が騒いでいると『だたし』という言葉が入る、その言葉に皆静かになり耳を傾けた。

『我々の試合が終われば、お前達は絶望に陥るだろう』

そう言い終わると黒いボールは萎んで行く、絶望ね・・・まあ、確かにそうかも。

「仕方ないわ、直ちにスタジアムに向かいます!」

「「「はい!!!」」」

はてさて今の雷門はイプシロンをも沈めた力を持つけど、ガゼル達相手に勝てるかな? そう思いながら円堂の後に続く。

「霊歌、頑張ろうぜ!」

「あぁ、それと円堂。僕にとってこれが“最後の試合”かもしれない」

「・・・え?」

僕は円堂にそう話して、自分の座席に座り目的地に来るまで最後の皆との試合を楽しもうと考えた。
さよなら・・・雷門イレブン・・・。

続く

エイリア学園マスターランク『ダイヤモンドダスト』襲来!
凍てつく闇と稲妻が戦う中、やって来た1人の人物!
その人物は円堂達FFの決勝戦で戦った者だった!!
<2016/11/18 13:47 死神>消しゴム
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