最終決戦に使われるグラウンドに着くと、天井は開かれて視野が広がる。
此処って天井開くんだ・・・、プロミネンスの時にガイアとの試合で何度も見た光景と違う事に少しだけ不安を覚える。
晴矢達・・・ちゃんと外に出れたかな? まあ、治兄さんも居るから大丈夫だとは思うけどね。
グラウンドにはグラン率いるザ・ジェネシスが居た。
「とうとう来たね、円堂君」
「あぁ、お前達を倒す為にな!」
「俺はこの戦いで、ジェネシスが最強の選手であることを証明してみせる」
「・・・最強だけを求めたサッカーは楽しいか?」
円堂の言葉にグランの表情が歪む、大抵グランの表情が歪むのは図星を突かれた時ぐらいだ。
ヒロトの時はよく僕の前でも笑っていてくれたのにな・・・此処に入って変わったんだなと今更ながら思い知る。
グランはそっと父さんの居る部屋を見つめてまた円堂に目を向けた。
「それが父さんの望みなのさ」
「・・・父さん?」
「吉良星二郎の事だよ、円堂・・・。さっきも言った様にエイリア学園全員のお父さんなんだ」
「そんな父さんを霊歌は裏切っただろ?」
「僕はエイリア学園のやり方に納得出来なくて裏切ったんだ、こんなので本当にグランも満足出来るのか?」
「・・・霊歌、お互い信じるものの為に全力で戦おう。君達の相手はエイリア学園最強のチームザ・ジェネシス」
グランはそう言ってベンチの方へと行ってしまった、そして試合をする為、僕はグラウンドに入る。
僕は今回FWとして参加する、本気を出さないとこの試合・・・絶対に勝てない! グランを見ればグランの視線の先には円堂で円堂はグランを睨んでいた。
そしてピーッと試合開始の笛が鳴り響く。
グランはウィーズにボールを渡した、今の円堂達ならジェネシスにも対抗できる。
「行かせるか!」
「! アーク」
「一之瀬、アークにマークをつけろ!」
「あぁ!」
僕の指示の速さに驚くグランとウィーズ、だけど、アークも瞬時にウルビダにパスを回す。
ウルビダは鬼道をも抜き、ウィーズにパスを出す、ウィーズは躊躇わずシュートを打ってきた。
「通すもんか! 『メガトンヘッド』!!」
此処からが雷門の反撃に出る、鬼道にボールが渡るとコーマが奪いにやって来る。
だけど鬼道の技でコーマを抜くとそのまま一之瀬にパスをする、キーブが奪いにやって来ると一之瀬は豪炎寺とアイコンタクトを取ってパスを出す、まあ、ジェネシスの弱い箇所を挙げるのならば彼らは負け知らずだ、聞こえはいいと思うけどこう言うタイプは兄さんに一度聞いた事がある。
『負け知らずのチームはな、霊歌。最終的には自滅をするんだよ、だから、そうならない様に負けを知っておかないといけないんだ』
僕は負けをいっぱい知っている、悔しい負け、清々しい負け、色んな負けを雷門やエイリア学園の皆や兄さんに教えて貰った。
なら、教えてあげないといけないのだ、僕が・・・。
豪炎寺からパスを受け取る。
「赤髪の死神の処刑・・・受けて見る? 『チェックメイト』!!」
黒いピエロがケラケラ笑いながら鋭利な刃物でボールを突き刺す、僕はそのボールをネロの居るゴールに蹴り込む。
「『プロキオンネット』! くッ・・・」
ネロの手にはガッチリとボールがあった、止められたか・・・。
まあ、予想通りと言えば予想通りだね、僕はネロを横目にジェネシスのポジションを見ていた。
だけど、僕達がもし逆転したら父さん・・・“あれ”を使わないと良いけど・・・。
それにグラン達の様子を見る限りじゃあ僕が試合前に言った言葉は届いていなさそうだ。
続く
此処って天井開くんだ・・・、プロミネンスの時にガイアとの試合で何度も見た光景と違う事に少しだけ不安を覚える。
晴矢達・・・ちゃんと外に出れたかな? まあ、治兄さんも居るから大丈夫だとは思うけどね。
グラウンドにはグラン率いるザ・ジェネシスが居た。
「とうとう来たね、円堂君」
「あぁ、お前達を倒す為にな!」
「俺はこの戦いで、ジェネシスが最強の選手であることを証明してみせる」
「・・・最強だけを求めたサッカーは楽しいか?」
円堂の言葉にグランの表情が歪む、大抵グランの表情が歪むのは図星を突かれた時ぐらいだ。
ヒロトの時はよく僕の前でも笑っていてくれたのにな・・・此処に入って変わったんだなと今更ながら思い知る。
グランはそっと父さんの居る部屋を見つめてまた円堂に目を向けた。
「それが父さんの望みなのさ」
「・・・父さん?」
「吉良星二郎の事だよ、円堂・・・。さっきも言った様にエイリア学園全員のお父さんなんだ」
「そんな父さんを霊歌は裏切っただろ?」
「僕はエイリア学園のやり方に納得出来なくて裏切ったんだ、こんなので本当にグランも満足出来るのか?」
「・・・霊歌、お互い信じるものの為に全力で戦おう。君達の相手はエイリア学園最強のチームザ・ジェネシス」
グランはそう言ってベンチの方へと行ってしまった、そして試合をする為、僕はグラウンドに入る。
僕は今回FWとして参加する、本気を出さないとこの試合・・・絶対に勝てない! グランを見ればグランの視線の先には円堂で円堂はグランを睨んでいた。
そしてピーッと試合開始の笛が鳴り響く。
グランはウィーズにボールを渡した、今の円堂達ならジェネシスにも対抗できる。
「行かせるか!」
「! アーク」
「一之瀬、アークにマークをつけろ!」
「あぁ!」
僕の指示の速さに驚くグランとウィーズ、だけど、アークも瞬時にウルビダにパスを回す。
ウルビダは鬼道をも抜き、ウィーズにパスを出す、ウィーズは躊躇わずシュートを打ってきた。
「通すもんか! 『メガトンヘッド』!!」
此処からが雷門の反撃に出る、鬼道にボールが渡るとコーマが奪いにやって来る。
だけど鬼道の技でコーマを抜くとそのまま一之瀬にパスをする、キーブが奪いにやって来ると一之瀬は豪炎寺とアイコンタクトを取ってパスを出す、まあ、ジェネシスの弱い箇所を挙げるのならば彼らは負け知らずだ、聞こえはいいと思うけどこう言うタイプは兄さんに一度聞いた事がある。
『負け知らずのチームはな、霊歌。最終的には自滅をするんだよ、だから、そうならない様に負けを知っておかないといけないんだ』
僕は負けをいっぱい知っている、悔しい負け、清々しい負け、色んな負けを雷門やエイリア学園の皆や兄さんに教えて貰った。
なら、教えてあげないといけないのだ、僕が・・・。
豪炎寺からパスを受け取る。
「赤髪の死神の処刑・・・受けて見る? 『チェックメイト』!!」
黒いピエロがケラケラ笑いながら鋭利な刃物でボールを突き刺す、僕はそのボールをネロの居るゴールに蹴り込む。
「『プロキオンネット』! くッ・・・」
ネロの手にはガッチリとボールがあった、止められたか・・・。
まあ、予想通りと言えば予想通りだね、僕はネロを横目にジェネシスのポジションを見ていた。
だけど、僕達がもし逆転したら父さん・・・“あれ”を使わないと良いけど・・・。
それにグラン達の様子を見る限りじゃあ僕が試合前に言った言葉は届いていなさそうだ。
続く
