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イナズマイレブン~赤髪の死神~
- 第73話負けるもんか -

それからの試合は僕が思ったよりの苦戦試合になる、豪炎寺の爆熱ストームはまさかの止められると言う状態になる、塔子からボールを奪ったウルビダは得意のスピードで僕や円堂や綱海をかわしていく、そして、ウルビダがパスを出した方向には・・・グランが居た。

「流星ブレード!!」

「『ムゲン・ザ・ハンド』! うッ・・・くッ、うわあぁぁぁ!!」

「させるか!!」

「「「!!!」」」

僕はボールが入りそうなギリギリな所で足で止めに入るが、威力は強くて僕もゴールネットに吹っ飛ばされる。
皆は急いでこっちに駆け寄ってくる。
先制点はジェネシスだった、まあ、当たり前と言えば当たり前だな。

「分かっただろう? どっちが最強か・・・。それがジェネシスとカオスの違いでもあるよ、霊歌」

あの野郎・・・わざと僕を怒らせる気か? 声を上げようにも出るのは乱れた息だった。
グランは一瞬だけ僕を見るとすぐにサッサとジェネシスの元へ帰って行った、どうして・・・あんた、そんな悲しそうな目をしたんだ? そう問いたいが雷門を見れば圧倒的な強さを目の前にして士気が下がっていた。

「ムゲン・ザ・ハンドが破られた・・・! パワーアップした筈なのに・・・!!」

「あんな奴らに勝てる訳ないっス・・・」

「そうだよ! パワーが違い過ぎる・・・・!!」

俯く選手達・・・。
当たり前かもしれない、けど・・・僕はこのチームで学んだ。

「「顔を上げなさい!!/顔を上げて!!」」

僕の声と姉さんの声に皆は顔を上げる、僕は頬を思いっきり叩いて皆を押しのけて立つ。

「今までの特訓を思い出して貴方達は強くなっている! 諦めず、立ち止まらず、1歩1歩積み重ねながら此処まで来た!自分を信じなさい! そうすれば勝てる! 私は・・・信じてるわ!!

「はあ~、言いたい事全部姉さんに言われちゃったや。まあ、僕から言えばあんたらは疑い知らずで諦めは悪い奴らで、でも・・・それであんたらは此処まで進んできた。僕も信じるよ、あんたらが勝つって事・・・」

らしくない事言ったな~、恥ずいかも。
でも、皆はそれぞれ顔を上げて元気を取り戻していく、さて・・・見せてあげますか、グラン達に僕達が強くなった事を・・・。
姉さんの一言で全ての士気が先程より強力になっていた、姉さんも監督らしくなってんじゃん。
だた1人だけは大きな悩みと壁に直面していた。

(立向居・・・)

キックオフで試合は再開、豪炎寺は何かを考えている様子で居た。
まあ、さっき爆熱ストームをネロに止められたのだ、だけど豪炎寺は爆熱ストームを別の方向に蹴る、そこには円堂。

「メガトンヘッド!」

でも、シュートチェインした技でもネロには通用しなかった。
そしてグランに渡すなと言われて皆は各自マークに付く、グランだけじゃない! ジェネシス全員をマークに付かせないといけないぞと鬼道に言いたいがそれは時すでに遅しだった。

「グランだけだと思うな!!」

ウルビダはボールを持っていた小暮からボールを奪うと前線へと上がって行く、僕も全速力でウルビダを追いかける、やっとウルビダと並ぶとウルビダは驚いたが空中にパスを出した。
僕も空中に跳ぶが1歩及ばずグランに渡ってしまった。

「流星ブレード!!」

「させてたまるか!! 『ゲージロック』!」

僕はゲージロックで止めに入る、負けてたまるか・・・。

「負けてたまるか~~~~ッ!!!!」

「! グランのシュートをはじき返しただと!!」

そう、ウルビダの言う通り僕の必殺技でグランの必殺技を弾き返した。
僕はすぐにボールを持って全速力で前線に上がって行く、やって来るディフェンスを僕は空中で回避させる。
ボールを奪う為に空中にやって来たウルビダ。

「貴様に負けてたまるか!」

「僕だって負けてたまるか! 豪炎寺!!」

僕は豪炎寺にパスを出して地面に着地する、それに応じて豪炎寺とアイコンタクトを取ると豪炎寺は僕にパスを出した、そしてゴール前。

「これが・・・雷門で備わった赤髪の死神の力を喰らうがいい! 『レッドギロティン』!!」

「『プロキオンネット』! パワーアップしてるだと・・・! う・・・うわあぁぁぁぁぁ!!」

断罪の刃がネロのプロキオンネットを破り、僕は前髪に掛かった髪の毛を払う。
そして点が決まる笛が鳴り響いた、1-1の同点となる。
驚いているジェネシスに僕はグランの傍に歩み寄る、グランは僕に気が付くと顔を歪ませてこちらを見る。

「ジェネシスとカオスの違いだっけ? この力はカオスだけじゃない!! 今まで追放された子達の力も雷門の力もあるんだ! 予告しよう、この試合・・・僕達が絶対に勝つ!」

僕はグランの目を見ながらそう言った、グランの瞳の中はただ悲しさしかない事は僕が一番分かっているからね? ヒロト・・・。

~ベンチ(作者視点)~

吹雪は今の試合の流れを見て自分に悩んでいた。

(どうして僕は此処に座っているんだ・・・、完璧になる為にキャプテンと皆と一緒に戦う為に残る事を選んだのに・・・! アフロディ君は、自分を犠牲にしてまで戦った。染岡君も、僕にFWを託してくれた。豪炎寺君も強くなって帰って来た。霊歌ちゃんだって大切な人達を裏切ってまで僕達の仲間になっていてくれた。・・・僕がこのままベンチに居ていいわけがない!! 分かってる・・・これじゃあ何も変わらない・・・またあの時と同じように・・・! 完璧じゃなから僕は1人・・・完璧じゃないから試合に出られない・・・。でも・・・それでも・・・!!)

吹雪は何かと葛藤をしながらベンチから立ち上がる、皆がそれに気が付きベンチに目を移す。
豪炎寺を見る吹雪は、豪炎寺は吹雪に頷く。

(来い、お前の答えは、グラウンドでしか見つからない)

吹雪は瞳子の所に行き、自分を試合に出してくれと頼んだ。
瞳子は何かを察したのか声を上げる。

「選手交代! 土門飛鳥に代わり吹雪士郎! 緋音霊歌をMFに下げます!」

小さな奇跡が一体何をもたらすのか・・・。

続く

吹雪の葛藤は続く。
そんな吹雪はまさかのトラップミスを犯す!
そしてそれを見た豪炎寺が吹雪に叱咤する。
<2016/11/29 16:29 死神>消しゴム
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