ついに二年生なんだ。
一年、長かったなぁ。
でもここからなんだよね。
入学したときに言っていた。
二年生になってテニスもうまくなって、たくさんの友達もできて・・・。
クラス替えもあって・・・。
瑠樹とジョシュとは一緒になったけど、真彩と龍騎とは、離れっちゃった。
真彩と龍騎が心配だなぁ。
授業中でも構わず喧嘩してるもん。
私は神崎美紀。
(今回のお話は美姫編です。)
勉強だって友達関係だって先輩・後輩関係だって頑張るもん。
みんなには内緒だけど・・・、恋も・・・。
恋ってしたことがないんだ。
ほとんどのみんなが初恋は小学生とか中学生とか、早い子だと幼稚園っていう子もいる。
けど私は違う。
まったく、男の子を意識してみたことがない。
でも恋って頑張るものじゃないのかな?
自分のペースに合わせて・・・。
なんて思ってた時現れたんだ。
初恋の人が・・・。
知ってる子が少ない教室で私と瑠樹とジョシュは後ろの方の席に座った。
うまくいけるかな。
しっかり者の真彩がいない。
私たちを笑わせてくれる龍騎がいない。
先生はまったく知らない先生だし。
放課後、部活が終わる。
普通一年生が片付けるのに、今年の一年生はササッと帰って行っちゃった。
真彩はお父さんの代わりに家でやることがあるらしく、先に帰っちゃった。
瑠樹たちも先に帰った。
私が仕方なく片付けてると後ろで声がした。
「神崎!」
振り向くとそこにはテニス部の先輩、瀬戸口智哉(せとぐちともや)先輩だった。
学校の中でもトップの美貌を持つ頭のいい先輩。
「瀬戸口先輩!?どうしたんですか?」
「帰るとこだったんだけど、覗いてみたら、神崎がいたから。」
瀬戸口先輩は私の方に向かってきた。
「手伝おうか?」
「大丈夫ですよ、先輩。大学受験の勉強もあるんじゃないですか?」
「そうだけど、後輩は可愛がってやんないと。」
私はフフッと笑った。
優しい先輩だな。
「ネットは俺がやるよ。神崎はボール、拾って。」
そう言って先輩は私が持っていたネットを持った。
私は手を放した。
先輩の手と私の手がぶつかってビックリしちゃったんだもん。
私は逃げるように走ってボールを拾った。
両手で抱えるように持って倉庫に行った。
先輩もネットをたたんで持ってきた。
「送っていこうか?一人だろ?」
「いえ、大丈夫です。先輩の受験勉強の方が大切じゃないですか。」
「大丈夫。大学は行けたらなぁって思ってるだけだし。」
「でも、ほんとに大丈夫です。甘えっちゃったら、私なんだか情けないです。」
「大丈夫だよ。っていうか、送らせて。」
「えっ?」
「ダメ?」
「いえ、全然。」
結局、送ってもらうことになっちゃった。
「神崎の家って遠い?」
「うーん。まぁ。」
「そっか。大変だな。」
私達は来た電車に乗る。
「神崎もこれに乗ってるんだ。俺もこれに乗ってるんだ。」
「そうなんですか。」
「うん。もしかしたら、意外と家近いかもしれないね。」
「そうですね。」
二十分後に電車を降りてバスに乗る。
満員だったからギュウギュウ。
バスが揺れた。
「キャッ!」
バランスが取れなくなって先輩のむねに倒れちゃった。
「大丈夫?神崎?」
「すみません。ごめんなさい。」
私はすぐに体制を戻して謝った。
「大丈夫だよ。どっか痛くない?」
「あっ、はい。ありがとうございます。」
いい先輩だな。
私達はバスを降りて十分ほど歩いた。
「ここです。私の家。」
「ホント?俺の家はあそこだよ。」
先輩がさした場所は大きなマンションの近くの三階建ての家だった。
「あれですか?」
「うん。じゃあ。今日はありがとう。楽しかったよ、一緒に話せて。」
「あ、こちらこそ、ありがとうございました。」
私は頭を下げたら、先輩は笑って手を振ってくれた。
その笑顔が胸の奥底をついて、なんだか、変な気分になった。
何だかわからなくって慌てて家に入った。
「美姫、遅かったわね。」
「いろいろとあってね。」
私のママはシングルマザーなんだ。
部屋の窓から先輩が帰っていく姿が見えた。
そのとき気づいた。
私、先輩の事が・・・。
好きなんだ。
自分で信じられない。
恋に恋してたこともあったけど、やっぱり無理だってあきらめて高校に入学したけど、まさかこんな時に好きな人ができるなんて。
でも、先輩の事を好きな人はたくさんいる。
前からずっと先輩の事を想っていた人もいる。
私の事を好きになってもらうなんて夢のまた夢だ。
あぁ、私の初恋は複雑で叶わない恋なんだ。
一年、長かったなぁ。
でもここからなんだよね。
入学したときに言っていた。
二年生になってテニスもうまくなって、たくさんの友達もできて・・・。
クラス替えもあって・・・。
瑠樹とジョシュとは一緒になったけど、真彩と龍騎とは、離れっちゃった。
真彩と龍騎が心配だなぁ。
授業中でも構わず喧嘩してるもん。
私は神崎美紀。
(今回のお話は美姫編です。)
勉強だって友達関係だって先輩・後輩関係だって頑張るもん。
みんなには内緒だけど・・・、恋も・・・。
恋ってしたことがないんだ。
ほとんどのみんなが初恋は小学生とか中学生とか、早い子だと幼稚園っていう子もいる。
けど私は違う。
まったく、男の子を意識してみたことがない。
でも恋って頑張るものじゃないのかな?
自分のペースに合わせて・・・。
なんて思ってた時現れたんだ。
初恋の人が・・・。
知ってる子が少ない教室で私と瑠樹とジョシュは後ろの方の席に座った。
うまくいけるかな。
しっかり者の真彩がいない。
私たちを笑わせてくれる龍騎がいない。
先生はまったく知らない先生だし。
放課後、部活が終わる。
普通一年生が片付けるのに、今年の一年生はササッと帰って行っちゃった。
真彩はお父さんの代わりに家でやることがあるらしく、先に帰っちゃった。
瑠樹たちも先に帰った。
私が仕方なく片付けてると後ろで声がした。
「神崎!」
振り向くとそこにはテニス部の先輩、瀬戸口智哉(せとぐちともや)先輩だった。
学校の中でもトップの美貌を持つ頭のいい先輩。
「瀬戸口先輩!?どうしたんですか?」
「帰るとこだったんだけど、覗いてみたら、神崎がいたから。」
瀬戸口先輩は私の方に向かってきた。
「手伝おうか?」
「大丈夫ですよ、先輩。大学受験の勉強もあるんじゃないですか?」
「そうだけど、後輩は可愛がってやんないと。」
私はフフッと笑った。
優しい先輩だな。
「ネットは俺がやるよ。神崎はボール、拾って。」
そう言って先輩は私が持っていたネットを持った。
私は手を放した。
先輩の手と私の手がぶつかってビックリしちゃったんだもん。
私は逃げるように走ってボールを拾った。
両手で抱えるように持って倉庫に行った。
先輩もネットをたたんで持ってきた。
「送っていこうか?一人だろ?」
「いえ、大丈夫です。先輩の受験勉強の方が大切じゃないですか。」
「大丈夫。大学は行けたらなぁって思ってるだけだし。」
「でも、ほんとに大丈夫です。甘えっちゃったら、私なんだか情けないです。」
「大丈夫だよ。っていうか、送らせて。」
「えっ?」
「ダメ?」
「いえ、全然。」
結局、送ってもらうことになっちゃった。
「神崎の家って遠い?」
「うーん。まぁ。」
「そっか。大変だな。」
私達は来た電車に乗る。
「神崎もこれに乗ってるんだ。俺もこれに乗ってるんだ。」
「そうなんですか。」
「うん。もしかしたら、意外と家近いかもしれないね。」
「そうですね。」
二十分後に電車を降りてバスに乗る。
満員だったからギュウギュウ。
バスが揺れた。
「キャッ!」
バランスが取れなくなって先輩のむねに倒れちゃった。
「大丈夫?神崎?」
「すみません。ごめんなさい。」
私はすぐに体制を戻して謝った。
「大丈夫だよ。どっか痛くない?」
「あっ、はい。ありがとうございます。」
いい先輩だな。
私達はバスを降りて十分ほど歩いた。
「ここです。私の家。」
「ホント?俺の家はあそこだよ。」
先輩がさした場所は大きなマンションの近くの三階建ての家だった。
「あれですか?」
「うん。じゃあ。今日はありがとう。楽しかったよ、一緒に話せて。」
「あ、こちらこそ、ありがとうございました。」
私は頭を下げたら、先輩は笑って手を振ってくれた。
その笑顔が胸の奥底をついて、なんだか、変な気分になった。
何だかわからなくって慌てて家に入った。
「美姫、遅かったわね。」
「いろいろとあってね。」
私のママはシングルマザーなんだ。
部屋の窓から先輩が帰っていく姿が見えた。
そのとき気づいた。
私、先輩の事が・・・。
好きなんだ。
自分で信じられない。
恋に恋してたこともあったけど、やっぱり無理だってあきらめて高校に入学したけど、まさかこんな時に好きな人ができるなんて。
でも、先輩の事を好きな人はたくさんいる。
前からずっと先輩の事を想っていた人もいる。
私の事を好きになってもらうなんて夢のまた夢だ。
あぁ、私の初恋は複雑で叶わない恋なんだ。
