今日、神崎に告白する。
神崎も俺の事、好きだったらいいんだけどな。
じゃないと、美樹に言われるからな。
でも、学校で聞いたんだ。
神崎と幼馴染の、ジョシュア・デヴィッドソンっていうやつが、神崎に告白したらしい。
アメリカ人で顔だちもいいらしい。
多分、そいつに惚れるよな。
それに、幼馴染だろ?
好きなんじゃないかな、ジョシュアって子の事。
高校三年生の俺、瀬戸口智也の恋は実るのかな。
それとも・・・?
~ジョシュア~
さようなら、みんな。
部屋にあるピアノで、別れの曲を弾いてみる。
鍵盤に涙が一粒、二粒と落ちていく。
僕の高校生活は、なんてひどいんだろう。
アメリカになんて、行きたくないよ。
みんなと、お別れなんてしたくないよ。
でも、明日には、荷物をまとめてアメリカに行かないといけない。
みんなには、言わないでおこう。
泣いてる顔なんて、見られたくない。
幼稚園の頃を思い出すよ。
僕達5人は最初、みんな独りぼっちだったね。
龍騎が、最初瑠樹と美姫に話しかけたんだ。
美姫が、真彩と僕に。
作戦をいっぱい立てて、悪戯、いっぱいしたね。
みんなで、何枚も写真、撮ったね。
僕、その写真、全部もってるよ。
変顔した顔、泣いた顔、笑った顔、悪戯してる時の写真。
全部数えると、100枚以上。
小学生のときは、転校するって言っても、すぐ帰ってくるって思ってた。
だけど、そんなことなかった。
6年、6年だよ?
そんなに離れるんなら、もうここには帰ってきたくない。
学校に行く。
放課後。
美姫が先輩の所へ行く。
僕は先に帰っていった。
美姫と先輩が一緒にいるところなんて見たくない。
家に帰る。
少し考えた。
今週は、ここにいよう。
学校を休んで。
来週になったら、母さんに言おう。
そして、美姫達にも。
「さようなら。」って。
僕は悲しくって泣いた。
~瀬戸口智也~
神崎に告白をする。
少し緊張をほぐしてから行こうと思ったから、神崎に屋上で待っててって言った。
屋上に行く。
神崎がいない。
「神崎?」
「瀬戸口せんぱーい。こっちです。上です。」
ここの学校の屋上には段差がある。
それもかなり大きな。2mはあるかな。
そこをのぼった。
「神崎?」
「正解です!」
俺は笑った。
「見つけた。」
神崎も笑った。
「なんですか?話って?」
俺は少し目を閉じた。
「俺、神崎の事が、好きだ!3年になった時から。ずっと。だから、付き合ってくれたら。」
神崎は深呼吸をして言った。
「好きっていってもらえて、すっごく嬉しいです。」
じゃあ・・・。
「でも。ごめんなさい。私、好きな子がいるんです。」
「そっか。ごめんな。でも、俺がお前の事好きってことは、わかっておいてほしい。」
「はい。」
「じゃあな。」
俺は、神崎に手を振った。
神崎は俺に、頭を下げて、屋上から出て行った。
ハァ、振られたな。
ハハハ。
俺は横になった。
この空を気が済むまで、眺めていたくて。
~美姫~
先輩の事、振っちゃった。
先輩が私の事好きだったなんて。
あきらめてたんじゃないよ。
私はね、先輩よりも、大切な人がいるって、気が付いたの。
1週間後
「美姫、真彩、龍騎!」
瑠樹が私達の家をまわって呼び出した。
この日は日曜日。
もっと寝ていてもいいでしょう?
「大変だ!ジョシュが。」
「ジョシュが!?」
私達は瑠樹にそろって言った。
「ジョシュが、今日、アメリカに帰るらしい。」
「えっ?」
私達は絶句した。
でも、私はすぐ正気を取り戻した。
「いまなら、まだ空港には間に合うはず。ここだったら、成田空港でしょ?」
「急ごう。」
「お金持ってる?」
「私持ってる。貸すから、急いで!」
私達はバスに乗り込んで、空港に行った。
成田空港に着いた。
「ジョシュ?どこ!」
まだいるはず。
アメリカ行きの飛行機はまだ出ていない。
ジョシュ、どこなの?
ひどいよ、私達に黙って、アメリカに行っちゃうなんて。
私達を気遣ったつもりなんでしょ?
お人よしなんだから。
「ジョシュ!」
その瞬間、私の目に、ジョシュの姿が映った。
「みんな。いた。」
私達はジョシュに駆け寄った。
「ジョシュ!」
ジョシュが、振り返る。
「み、みんな!?」
「ジョシュ!ひどいよ。」
「なんで言ってくれないんだよ。」
私達は泣いた。
私達につられて、ジョシュも泣いた。
「ごめん。ごめんね。」
「ジョシュ~!」
私達は、ジョシュに抱き着いた。
「美姫、先輩と仲良くね。」
えっ?
「ジョシュ、それどういう事?」
ジョシュはお父さんとお母さんから離れたところに私たちを連れて行った。
「美姫、先輩に告白されたでしょ?」
「うん。された。けど、私、断ったよ?」
3人にすべてを話した。
「でも、なんで断ったの?」
「だって、私・・・、私。ジョシュが好きなんだもん!」
言えた!
やっと言えた。
「じゃあ、成立だな。」
私とジョシュは見つめあった。
「そういう事?」
「そういう事なのかな?」
「そういう事だよ!」
じゃあ・・・。
「よろしくね。」
「う、うん。」
3人がなぜか、ハイタッチしてる。
「ジョシュア~。そろそろ行くぞ~。」
ジョシュのお父さんの声がする。
「行かないと。」
私達は一人一人、抱き合った。
「いつか、会いに来てね。」
「絶対だぞ!」
「帰ってこなかったら、ぶっ倒すからな。」
「約束だからな。」
「わかってる。絶対って約束するから。」
そして、ジョシュは私達に背を向けて、走っていった。
絶対だよ、約束だからね。
そう思って、私は涙を拭った。
神崎も俺の事、好きだったらいいんだけどな。
じゃないと、美樹に言われるからな。
でも、学校で聞いたんだ。
神崎と幼馴染の、ジョシュア・デヴィッドソンっていうやつが、神崎に告白したらしい。
アメリカ人で顔だちもいいらしい。
多分、そいつに惚れるよな。
それに、幼馴染だろ?
好きなんじゃないかな、ジョシュアって子の事。
高校三年生の俺、瀬戸口智也の恋は実るのかな。
それとも・・・?
~ジョシュア~
さようなら、みんな。
部屋にあるピアノで、別れの曲を弾いてみる。
鍵盤に涙が一粒、二粒と落ちていく。
僕の高校生活は、なんてひどいんだろう。
アメリカになんて、行きたくないよ。
みんなと、お別れなんてしたくないよ。
でも、明日には、荷物をまとめてアメリカに行かないといけない。
みんなには、言わないでおこう。
泣いてる顔なんて、見られたくない。
幼稚園の頃を思い出すよ。
僕達5人は最初、みんな独りぼっちだったね。
龍騎が、最初瑠樹と美姫に話しかけたんだ。
美姫が、真彩と僕に。
作戦をいっぱい立てて、悪戯、いっぱいしたね。
みんなで、何枚も写真、撮ったね。
僕、その写真、全部もってるよ。
変顔した顔、泣いた顔、笑った顔、悪戯してる時の写真。
全部数えると、100枚以上。
小学生のときは、転校するって言っても、すぐ帰ってくるって思ってた。
だけど、そんなことなかった。
6年、6年だよ?
そんなに離れるんなら、もうここには帰ってきたくない。
学校に行く。
放課後。
美姫が先輩の所へ行く。
僕は先に帰っていった。
美姫と先輩が一緒にいるところなんて見たくない。
家に帰る。
少し考えた。
今週は、ここにいよう。
学校を休んで。
来週になったら、母さんに言おう。
そして、美姫達にも。
「さようなら。」って。
僕は悲しくって泣いた。
~瀬戸口智也~
神崎に告白をする。
少し緊張をほぐしてから行こうと思ったから、神崎に屋上で待っててって言った。
屋上に行く。
神崎がいない。
「神崎?」
「瀬戸口せんぱーい。こっちです。上です。」
ここの学校の屋上には段差がある。
それもかなり大きな。2mはあるかな。
そこをのぼった。
「神崎?」
「正解です!」
俺は笑った。
「見つけた。」
神崎も笑った。
「なんですか?話って?」
俺は少し目を閉じた。
「俺、神崎の事が、好きだ!3年になった時から。ずっと。だから、付き合ってくれたら。」
神崎は深呼吸をして言った。
「好きっていってもらえて、すっごく嬉しいです。」
じゃあ・・・。
「でも。ごめんなさい。私、好きな子がいるんです。」
「そっか。ごめんな。でも、俺がお前の事好きってことは、わかっておいてほしい。」
「はい。」
「じゃあな。」
俺は、神崎に手を振った。
神崎は俺に、頭を下げて、屋上から出て行った。
ハァ、振られたな。
ハハハ。
俺は横になった。
この空を気が済むまで、眺めていたくて。
~美姫~
先輩の事、振っちゃった。
先輩が私の事好きだったなんて。
あきらめてたんじゃないよ。
私はね、先輩よりも、大切な人がいるって、気が付いたの。
1週間後
「美姫、真彩、龍騎!」
瑠樹が私達の家をまわって呼び出した。
この日は日曜日。
もっと寝ていてもいいでしょう?
「大変だ!ジョシュが。」
「ジョシュが!?」
私達は瑠樹にそろって言った。
「ジョシュが、今日、アメリカに帰るらしい。」
「えっ?」
私達は絶句した。
でも、私はすぐ正気を取り戻した。
「いまなら、まだ空港には間に合うはず。ここだったら、成田空港でしょ?」
「急ごう。」
「お金持ってる?」
「私持ってる。貸すから、急いで!」
私達はバスに乗り込んで、空港に行った。
成田空港に着いた。
「ジョシュ?どこ!」
まだいるはず。
アメリカ行きの飛行機はまだ出ていない。
ジョシュ、どこなの?
ひどいよ、私達に黙って、アメリカに行っちゃうなんて。
私達を気遣ったつもりなんでしょ?
お人よしなんだから。
「ジョシュ!」
その瞬間、私の目に、ジョシュの姿が映った。
「みんな。いた。」
私達はジョシュに駆け寄った。
「ジョシュ!」
ジョシュが、振り返る。
「み、みんな!?」
「ジョシュ!ひどいよ。」
「なんで言ってくれないんだよ。」
私達は泣いた。
私達につられて、ジョシュも泣いた。
「ごめん。ごめんね。」
「ジョシュ~!」
私達は、ジョシュに抱き着いた。
「美姫、先輩と仲良くね。」
えっ?
「ジョシュ、それどういう事?」
ジョシュはお父さんとお母さんから離れたところに私たちを連れて行った。
「美姫、先輩に告白されたでしょ?」
「うん。された。けど、私、断ったよ?」
3人にすべてを話した。
「でも、なんで断ったの?」
「だって、私・・・、私。ジョシュが好きなんだもん!」
言えた!
やっと言えた。
「じゃあ、成立だな。」
私とジョシュは見つめあった。
「そういう事?」
「そういう事なのかな?」
「そういう事だよ!」
じゃあ・・・。
「よろしくね。」
「う、うん。」
3人がなぜか、ハイタッチしてる。
「ジョシュア~。そろそろ行くぞ~。」
ジョシュのお父さんの声がする。
「行かないと。」
私達は一人一人、抱き合った。
「いつか、会いに来てね。」
「絶対だぞ!」
「帰ってこなかったら、ぶっ倒すからな。」
「約束だからな。」
「わかってる。絶対って約束するから。」
そして、ジョシュは私達に背を向けて、走っていった。
絶対だよ、約束だからね。
そう思って、私は涙を拭った。
