「C組に来た転入生、いたじゃない?」
「あ〜、あの東京からと噂のイケメン君ね」
前の学校では、サッカーをしていたらしい。
なので、先輩を見る時に視界の隅に映ることはあった。
「……もう彼女出来たらしいんだけど」
「……キミちゃん、どうどう」
「馬じゃない!いや、でもね?転入してきてから、まだ1ヶ月にも満たないというのにさぁ、彼女が出来てるってどう思う⁉︎そんなもの作る時間あればクラスメイトの名前覚えるの優先しろ愚民がぁ‼︎」
握り拳を盛大に私の机に叩き落とすキミちゃん。
その振動で、机に乗っていた消しゴムが落ちた。
とりあえずその消しゴムを拾いあげ、彼女への返事を考える。
「……相手誰なの?それで」
一応喰いついておこうではないか。
リア充撲滅隊、隊長であるキミちゃんだ。今はひたすら吐かせてあげよう。
「吹奏楽部の女王様」
「Oh……転入生君は騙されたのか」
「それが尚更許せないって訳だよ」
吹奏楽部の女王……サックス担当で、その腕は確か。更には、かなりの美人。
だが、性格が最悪であった。
美人ならばモテるという法則は、意外にも通用しないもので、男子も性格の悪い娘というのは、おおよそ察しているようだ。
「まぁ、すぐ別れるんじゃないの〜?そのうちボロが出るんだろうし」
「そうだけど……結局顔ですか。という話だよ」
「いや、転入生君がチョロかっただけでしょ」
何を語り出したんだ私達は。
私の言葉に、キミちゃんは首を捻る。
そして、何かを思い出したようだ。ポン、と自分の手を叩いていた。
「なんにしろ、今からウチは体育倉庫行かなきゃいけないんだよ」
「なんか頼まれたの?手伝おうか?」
「いや、これはウチにしか出来ない。牧野ちゃんの手を汚す訳にはいけない……‼︎」
キミちゃんは、言動がリア充に対して多少荒くとも、こういう所は優しいのだ。
確かに、体育倉庫は埃が舞っていたりと汚れる。
「今からチェーンソー持って来なきゃいけないからね……‼︎」
「待って。それはキミちゃんも汚してはいけない手だった。てか、誰であれど、しちゃいけないからね⁉︎ちょっ、ギュイーンとか言いながら電源の入れ方練習しないで⁉︎」
転入生君と女王に裁きという名の理不尽をこの娘は与えるつもりだ。
「Hey,Kiyose‼︎Can you help me⁉︎」
訳:おい、清瀬‼︎ 私のこと手伝える⁉︎
「美優ちゃん……それって何語?」
「英語だよ‼︎もっぱらの英語だよ‼︎中学で習ったでしょアンタ⁉︎キミちゃん止めて‼︎」
「片江さん、体育倉庫のチェーンソーは今故障中で修理出してるってさ」
「……運が良かったなアイツ等」
嘘であるのは、バレバレだが、キミちゃんが止まってくれたので良かった。
しかし、C組の方向に凍てつくような視線を向けるのはやめてもらいたい。
「あ〜、あの東京からと噂のイケメン君ね」
前の学校では、サッカーをしていたらしい。
なので、先輩を見る時に視界の隅に映ることはあった。
「……もう彼女出来たらしいんだけど」
「……キミちゃん、どうどう」
「馬じゃない!いや、でもね?転入してきてから、まだ1ヶ月にも満たないというのにさぁ、彼女が出来てるってどう思う⁉︎そんなもの作る時間あればクラスメイトの名前覚えるの優先しろ愚民がぁ‼︎」
握り拳を盛大に私の机に叩き落とすキミちゃん。
その振動で、机に乗っていた消しゴムが落ちた。
とりあえずその消しゴムを拾いあげ、彼女への返事を考える。
「……相手誰なの?それで」
一応喰いついておこうではないか。
リア充撲滅隊、隊長であるキミちゃんだ。今はひたすら吐かせてあげよう。
「吹奏楽部の女王様」
「Oh……転入生君は騙されたのか」
「それが尚更許せないって訳だよ」
吹奏楽部の女王……サックス担当で、その腕は確か。更には、かなりの美人。
だが、性格が最悪であった。
美人ならばモテるという法則は、意外にも通用しないもので、男子も性格の悪い娘というのは、おおよそ察しているようだ。
「まぁ、すぐ別れるんじゃないの〜?そのうちボロが出るんだろうし」
「そうだけど……結局顔ですか。という話だよ」
「いや、転入生君がチョロかっただけでしょ」
何を語り出したんだ私達は。
私の言葉に、キミちゃんは首を捻る。
そして、何かを思い出したようだ。ポン、と自分の手を叩いていた。
「なんにしろ、今からウチは体育倉庫行かなきゃいけないんだよ」
「なんか頼まれたの?手伝おうか?」
「いや、これはウチにしか出来ない。牧野ちゃんの手を汚す訳にはいけない……‼︎」
キミちゃんは、言動がリア充に対して多少荒くとも、こういう所は優しいのだ。
確かに、体育倉庫は埃が舞っていたりと汚れる。
「今からチェーンソー持って来なきゃいけないからね……‼︎」
「待って。それはキミちゃんも汚してはいけない手だった。てか、誰であれど、しちゃいけないからね⁉︎ちょっ、ギュイーンとか言いながら電源の入れ方練習しないで⁉︎」
転入生君と女王に裁きという名の理不尽をこの娘は与えるつもりだ。
「Hey,Kiyose‼︎Can you help me⁉︎」
訳:おい、清瀬‼︎ 私のこと手伝える⁉︎
「美優ちゃん……それって何語?」
「英語だよ‼︎もっぱらの英語だよ‼︎中学で習ったでしょアンタ⁉︎キミちゃん止めて‼︎」
「片江さん、体育倉庫のチェーンソーは今故障中で修理出してるってさ」
「……運が良かったなアイツ等」
嘘であるのは、バレバレだが、キミちゃんが止まってくれたので良かった。
しかし、C組の方向に凍てつくような視線を向けるのはやめてもらいたい。
