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牧野ちゃんは計算高い
- 牧野ちゃんと部活 -

「良い……良いわねこの角度!!!!」
「ついに美優ちゃんが盗撮を恥じらいなくし始めた……」
「それは心外。これは写真部の活動だというのに!写真部の皆さああああん?この1年生、我々の活動を馬鹿にしましたよおおおお?」
両手をメガホンのような形にし、叫ぶ。
残念なことに写真部の皆様は近くにはいなかった。
「いや、恐ろしい形相でサッカー部を見つめシャッターを切っていたものだからね?」
「まぁ、先輩を撮っていたことは認めるわよ」
「認めるんだね」
どちらかというと恐ろしい形相の方を認められない。というか、コイツ相手ならさらけ出しても支障がない。
「今月の課題が『部活動に励む我が校の生徒を撮ろう』なのよ。ホームページとかの部活動欄に、良い写真なら採用されるみたいだし」
「美優ちゃんにとっては、サッカー部撮ってても目立たない!ラッキー!って感じってことだ」
「そゆこと〜」
私立高校ともなると、部活動は多彩だ。
そこを活かして、珍しい部活を撮る子や、あえて写真を撮っている写真部を撮ろう。と考える子もいる。
しかし、私は譲れないものがあったのだ。
サッカー部撮りたい(欲望)という。
色々試している時間なんて勿体無いではないか。期限いっぱいサッカー部(主に先輩の足)を撮ってやろうではないか、と。
「……足だけ写してるけど、足だけで判断出来るの?美優ちゃんは」
「出来るに決まってるじゃないの、やだなぁもう」
清瀬がヒいているような気がするが気にしない。
人と感性が違うのは当たり前なのだ。
「ゴーイングマイウェイ!!!!」
「美優ちゃん今日もテンション高いね⁉︎」
「うぇいうぇい」
ここでダブルピース。これは決まった。
「……それはちょっとウザい」
「何ぃ⁉︎」


フォルダが先輩の足で溢れるのは眼福であったが、写真部としての何か区切りというか。
何かが物足りないような気がしたのだ。
「ん〜、バレー部でも行こっかなぁ、キミちゃん居るし。……てかアンタは部活行かなくて良いわけ?」
「新聞部は自由。何かあれば取材ですと言えば許されるし」
うちの学校の新聞部は、他校とは比べて活動的だと思う。
壁新聞はなんだかんだ見てしまうような出来だし、才能がある人達が集まっているのだろう。
考えながら歩いていれば、第二体育館へ到着。
美人の多い女子バレー部のことだけあり、写真部の男子も数名見られた。
「性に飢えた高校生男子の末路……」
「美優ちゃんも大してしてること変わらないからね?忘れてはいないだろうけど」



短編ぽくしたい(したい)
コメディというほどコメディじゃない気がするので学園ジャンルに変更するかもしれません。
<2016/11/05 20:11 錯乱咲良>消しゴム
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