「日記というものも、2冊持つのが乙女の嗜みってものよね!」
お気に入りのパステルカラーのシャーペンを手に持ち、日記と向き合う。
この1つ目の日記には、私の毎日の記録が記されているり要は、プライバシーが詰まっているのだ。
「今日は……何もなかったわ」
出ました、日記あるある。
書くことがないという事態に、私は今まで何度遭遇したのだろうか。
学校がある日なら、席替えやらテストやら。なんならクラスメイトとした面白いこととか。
ネタなんて、書ききれないほどなのに、休日にはイベント量のムラが大きい。
「んん……悩ましい」
首を捻りながら考えても、何も思い出しそうにもない。待て、私は1日何をしていたんだ。
「これはまさか……部分的な記憶喪失とかいうものでは⁉︎」
微かな可能性を感じ、私はシャーペンを握った。
「えーと、『今日、恐ろしいことが起こった。起こったといっても、まだ可能性にすぎないのだが、私は記憶喪失に陥ってしまったようだ。今後、私になにかあったら、この日記を読み返そう。そうすれば、昔のことを少しでも思い出せるはずだから……』よし」
高校1年生の女子が書いたとは思えない文面になってしまったが、まぁ良しとしよう。
「さぁて、2冊目2冊目〜。ぶっちゃけ、こっちの方が本命なんですが」
さっきから独り言が多いのは許してください。
1人で何かを振り返っているときは何故かテンションが上がってしまうのだ。
先ほどの日記帳とは違い、鍵付きの日記帳。
それだけで、こちらの日記帳がどれだけ自分にとって大切で、他人に流出してはいけないということが伝わってくる。
「今日は〜、まず10時からバスケ部の仲田さんと遊んで、昼にはその2人で近所のパスタ屋でペペロンチーノを食べる。そして、16時には仲田さんと別れ、18時からは大学受験に向けた勉強をしているっと!」
ここまで完璧に記された日記、他にあろうか。
あるのかは知らないが、少なくとも、私が見てきた中では完璧だ。
まぁ、これは私の記録ではないのだけど。
「今日も、先輩の行動記録をしっかりと記したわ!よぉし、今日の任務は全て遂行出来た!では寝るとしよう!」
観察日記というよりも、監察日記。
これが、私の2冊目の日記だ。
お気に入りのパステルカラーのシャーペンを手に持ち、日記と向き合う。
この1つ目の日記には、私の毎日の記録が記されているり要は、プライバシーが詰まっているのだ。
「今日は……何もなかったわ」
出ました、日記あるある。
書くことがないという事態に、私は今まで何度遭遇したのだろうか。
学校がある日なら、席替えやらテストやら。なんならクラスメイトとした面白いこととか。
ネタなんて、書ききれないほどなのに、休日にはイベント量のムラが大きい。
「んん……悩ましい」
首を捻りながら考えても、何も思い出しそうにもない。待て、私は1日何をしていたんだ。
「これはまさか……部分的な記憶喪失とかいうものでは⁉︎」
微かな可能性を感じ、私はシャーペンを握った。
「えーと、『今日、恐ろしいことが起こった。起こったといっても、まだ可能性にすぎないのだが、私は記憶喪失に陥ってしまったようだ。今後、私になにかあったら、この日記を読み返そう。そうすれば、昔のことを少しでも思い出せるはずだから……』よし」
高校1年生の女子が書いたとは思えない文面になってしまったが、まぁ良しとしよう。
「さぁて、2冊目2冊目〜。ぶっちゃけ、こっちの方が本命なんですが」
さっきから独り言が多いのは許してください。
1人で何かを振り返っているときは何故かテンションが上がってしまうのだ。
先ほどの日記帳とは違い、鍵付きの日記帳。
それだけで、こちらの日記帳がどれだけ自分にとって大切で、他人に流出してはいけないということが伝わってくる。
「今日は〜、まず10時からバスケ部の仲田さんと遊んで、昼にはその2人で近所のパスタ屋でペペロンチーノを食べる。そして、16時には仲田さんと別れ、18時からは大学受験に向けた勉強をしているっと!」
ここまで完璧に記された日記、他にあろうか。
あるのかは知らないが、少なくとも、私が見てきた中では完璧だ。
まぁ、これは私の記録ではないのだけど。
「今日も、先輩の行動記録をしっかりと記したわ!よぉし、今日の任務は全て遂行出来た!では寝るとしよう!」
観察日記というよりも、監察日記。
これが、私の2冊目の日記だ。
