いつもの学校の帰り道。
俺は傘をさしながら河川敷の堤防の上を歩いていた。
俺の名前は斉藤健二。公立の中学に通っている中学3年生。
今日はあいにくの雨で、楽しみにしていた体育の授業がつぶれてしまった。
あ~あ、とがっかりしながら俺はいつもの通学路を家に向かって歩いている。
ザーという雨の音が外に響き渡っていて、川からもゴーという濁流音が聞こえてくる。
今日は降水確率30%っていうから傘を持ってくるか迷ったけれど、やはり持ってきて正解だった。
・・・だけど体育の授業がつぶれてしまったのはやっぱり悔やみきれない。
こういう時、「ちちんぷいぷい」と魔法の杖を振ったら雨雲がサーッと無くなってくれる。みたいなことができたらいいのに・・・。
・・・何考えてんだ。俺。
そんな事できるわけないだろ。
今や科学技術が進歩して言葉が話せるロボットとかがいるような時代だっていうのに。そんな魔法みたいな迷信があるわけないだろ。
・・・だけど、そんなことができたらどんなにいいことか・・・。
空を飛ぶ魔法、物を浮かせる魔法、物を動かす魔法・・・・・
一回使ってみたいな・・・。
一瞬立ち止まり上を向き、人差し指を天に向けて「雨雲よなくなれ!」と小声で言い、右にスライドさせてみた。
・・・やっぱり無理か。
空は依然灰色で、雨が降り続いている。
・・・バカか。できるわけないだろ。
フッと鼻で笑い、正面を向くとまた歩き出した。
っていうかそんな事考えている場合じゃない。定期試験まであと1週間だっていうのに勉強を何一つしていない。
もうそろ始めないとな・・・・だる。
あーあ、いっそのこと異世界にとばしてくれないかな。・・・面倒なこと全部忘れて。
目を閉じてただ一心に祈った。
・・・まあ、どうせできないけど。
いいや、とっとと帰ろ。
僕は目を閉じるのをやめた。
・・・えっ・・・。
気が付くと僕は傘をさしたままどこかの小高い丘の上に突っ立っていた。
俺は傘をさしながら河川敷の堤防の上を歩いていた。
俺の名前は斉藤健二。公立の中学に通っている中学3年生。
今日はあいにくの雨で、楽しみにしていた体育の授業がつぶれてしまった。
あ~あ、とがっかりしながら俺はいつもの通学路を家に向かって歩いている。
ザーという雨の音が外に響き渡っていて、川からもゴーという濁流音が聞こえてくる。
今日は降水確率30%っていうから傘を持ってくるか迷ったけれど、やはり持ってきて正解だった。
・・・だけど体育の授業がつぶれてしまったのはやっぱり悔やみきれない。
こういう時、「ちちんぷいぷい」と魔法の杖を振ったら雨雲がサーッと無くなってくれる。みたいなことができたらいいのに・・・。
・・・何考えてんだ。俺。
そんな事できるわけないだろ。
今や科学技術が進歩して言葉が話せるロボットとかがいるような時代だっていうのに。そんな魔法みたいな迷信があるわけないだろ。
・・・だけど、そんなことができたらどんなにいいことか・・・。
空を飛ぶ魔法、物を浮かせる魔法、物を動かす魔法・・・・・
一回使ってみたいな・・・。
一瞬立ち止まり上を向き、人差し指を天に向けて「雨雲よなくなれ!」と小声で言い、右にスライドさせてみた。
・・・やっぱり無理か。
空は依然灰色で、雨が降り続いている。
・・・バカか。できるわけないだろ。
フッと鼻で笑い、正面を向くとまた歩き出した。
っていうかそんな事考えている場合じゃない。定期試験まであと1週間だっていうのに勉強を何一つしていない。
もうそろ始めないとな・・・・だる。
あーあ、いっそのこと異世界にとばしてくれないかな。・・・面倒なこと全部忘れて。
目を閉じてただ一心に祈った。
・・・まあ、どうせできないけど。
いいや、とっとと帰ろ。
僕は目を閉じるのをやめた。
・・・えっ・・・。
気が付くと僕は傘をさしたままどこかの小高い丘の上に突っ立っていた。
