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*…魔法少女mirai*7/~…*


はぁ…。もう、大丈夫かな…。安心したら一気に力抜けちゃったよ。それに緊張もほぐれて意識がそっちにいっちゃうせいか、傷の痛みがより現実的になってくる。これ血も出てるし、消毒した方がいいよね。
「…………く、」
「っ、大丈夫!?」
妖精さんが血液がどくどくと流れ出る頭を押さえてよろよろと立ち上がった。リアルな血に一瞬たじろいちゃうけど、これは一刻も早く手当てしないとヤバイよね…?
いくら妖精さんでも、血がたくさん出たら死んじゃうかも知れない。私のせいで死なせちゃうなんてやだよ、お願いなんとか持ちこたえてね。
「……お前、何のつもりだ」
妖精さんはぼーっとした目で私を見ていた。声にもさっきまでの威力はなく、弱々しくて今にも消えちゃいそうだよ。こりゃいかん。
私は妖精さんを両手で掬い上げて、家の中に駆け込んだ。
きっちりと鍵を閉めて、ヒール付きのブーツを履いたまま洗面所にダッシュ。
とりあえず妖精さんに付着した汚れを優しく、なるべく優しく洗い落として、リビングに出る。うー、このヒール歩きにくい。
思わずブーツを脱ぎ捨てて、棚の一番下の段を除き込む。確か救急箱があったはず。
「救急箱救急箱……あいたっ」
膝を折り曲げると、激痛が走った。……あぁ、逃げたときに瓦礫が膝の裏に刺さったんだ。情けないよ…。
「う…………ぅ」
「ま、待ってて、辛抱して、頑張って、気合いを入れてーーっ!」
私は思いっきり叫んだ。痛みと戦う自分と妖精さんを、応援したくて。
息を止めて、一気にしゃがんで、救急箱を手に取る。ふぅ……。
既に虫の息の妖精さんを抱き上げて、なるべく手早く手当てをする。
包帯は大きすぎるから半分の細さに切って、なるべく……ほどけないように、そして痛くならないように。
「……何を、してる」
「あっ、気が付いた!」
嬉しくってついつい声が出ちゃったよ。間に合ったんだ、良かったぁ。
「……こんなことしなくても、ワタシは妖精だ……放置していれば時期に治る」
「そんなこと言って、死にそうだったじゃない!妖精さんだからって調子乗ってると痛い目見ちゃうよ!」
「人間の分際で何を生意気なことをッ…」
「私この格好でただの人間って言い切れる?ほらあーばーれーなーいーでーっ!」
「……そうだな、この際はっきり説明しておこう」
あれ、急に大人しくなった。
「お前は………産まれたときから普通の人間じゃあなかったんだ」
「………え?」
私が、人間じゃないって……どういうこと!?

うー、一回書いたのに消しちゃった…*とりあえず妖精さんすごい生意気ですよね(*´'-')
<2016/10/20 22:44 さくらんぼ*>消しゴム
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