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*…魔法少女mirai*7/~…*


と、とにかく!怖じ気づいてても仕方ないよね。立ち向かわなくちゃ、負けちゃうもんね。
よーし、弱気な所は絶対に見せないんだから!
「それを返しなさい!」
ビシッとかっこよく二人を指差してみた。……ふふ、どうだ。
「………人の話をちゃんと聞けよ!」
あれ、なんか逆ギレされたんだけど。
「とにかく……返してよ!」
「そんなに返して欲しいのか?」
羽根の生えた女の子が、私を見下ろして笑っている女の子からミラクルキーを取り上げた。
「何をする、返せ」
「返せと言われて返す馬鹿者が居るか」
羽根の生えた女の子が馬鹿にしたように、皮肉たっぷりに目を細めた。……仲間割れしてる?
「そうだよ、返して欲しいよ!」
もう、何でもいいから返してよ~。喧嘩してる暇があるならさぁ。
「……なら返してやろう」
「な、何をっ……!」
羽根の生えた女の子はピッと手首を動かしてミラクルキーを投げ落とした。えええ、ちょっと拍子抜けたよ。
「っのと」
慌ててキャッチする妖精さん。
……本当に返してくれるなんて思わなかったよ。
「弱い者と戦ってもつまらない……何より弱い者いじめは可哀想で見てられん」
……何よ、失礼しちゃうなぁ。確かにまだ戦ったこともないけど、その言い方は無いんじゃない?
「……早く元の姿に戻ったらどうだ、世界が……戻る」
あっ、そうか。
「でもどうやって戻ればいいのさ!」
「強く念じろ、元の姿を頭で想像するんだよ」
妖精さんが私の左胸にミラクルキーを押し当てた。
……いつもの私、いつもの私。
「………っわ」
目映い光が私から溢れ出して、次の瞬間、青空学園の制服を着た私に戻っていた…。
「………ふぅ」
良かった良かった。
「……待て、お前達…元の姿に戻らせておいて倒そうとしている訳ではないだろうな」
はっとして妖精さんを見る。確かにそうだ、こんなに良い人とは思えないもん。……ってこれは結構失礼かも?
「そうに決まってんだろ…」
「そんな格好悪いことすると思って?本当にお馬鹿さんねぇ」
女の子が上半身を乗り出すと、片手でそれを制止して羽根の生えた女の子は嘲笑った。……でも、少しだけ暖かい笑顔だった。気のせいかな。
「また遊び相手してあげるから待っていなさい」
二人は黒い靄に包まれてきえていった。

久しぶりの更新です♭*
<2016/10/26 19:56 さくらんぼ*>消しゴム
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